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太陽光発電事業向けプロジェクト・ファイナンスの実務と契約上の留意点

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2014-02-03(月) 13:30~16:30
講師 ベーカー&マッケンジー法律事務所
小林 努 弁護士

1998年東京大学法学部卒業。2010年ペンシルバニア大学ロースクール修了(LL.M.)。弁護士になる前は、株式会社東京三菱銀行(現、株式会社三菱東京UFJ銀行)にて勤務。2004年弁護士登録。主として金融機関を代理して、プロジェクト・ファイナンス、PFI等のストラクチャードファイナンス案件に従事。著作物として「World Legal & Business Guide No.3 イギリス」(共著、Business Law Journal)など。また、プロジェクト・ファイナンス関連の講演多数。

概要  2012年7月の再生可能エネルギー特別措置法の施行から1年半が経過し、再生可能エネルギーによる発電施設、特に太陽光発電施設の建設が日本各地で進められているが、太陽光発電事業の中でもメガソーラーと呼ばれる一定以上の規模を有し、多額の開発資金を要する事業に関して、プロジェクト・ファイナンスと呼ばれる資金調達方法が近年多く用いられている。
 プロジェクト・ファイナンスとは、主としてインフラ整備や資源開発といった事業の資金調達に利用される、特定の事業からのキャッシュフローに依拠したファイナンス手法である。しかしながら、金融機関や事業を推進する事業者のみならず、電力会社、工事請負業者、事業用地の地権者など多数の当事者の権利関係を契約で調整していくという複雑な構成となるため、関与する当事者にはその一定の基本的な理解が必要とされる。
 本セミナーでは、主としてメガソーラー事業を例に、プロジェクト・ファイナンスの基礎から解説を行い、現行の再生可能エネルギー特別措置法に基づく固定価格買取制度の概要に触れつつ、具体的な契約上の留意点についても解説を行う。また、一般的なローン形態によるファイナンスの他、プロジェクト・ファイナンス型のリースについても簡単に触れる予定である。なお、本セミナーは、プロジェクト・ファイナンスへの関与を検討されている金融機関及び事業者のいずれの方々も対象とするものである。
セミナー詳細 1.プロジェクト・ファイナンスの基本
(1)プロジェクト・ファイナンスの特色、従来の資金調達手法との相違点
(2)リスク分析及びその対処方法
(3)主要な当事者と契約関係

2.固定価格買取制度の概要
(1)固定価格買取制度の特徴
(2)調達価格・調達期間
(3)設備認定

3.プロジェクトの開発・運転等に関連する論点
(1)スキームの検討
(2)事業用地に関連する問題
(3)プロジェクトに関連する契約
 (a)電力受給契約
 (b)建設請負契約(EPC契約)
 (c)運転・保守委託契約(O&M契約)など

4.プロジェクト・ファイナンスの契約上の留意点
(1)プロジェクト・ファイナンス型ローン契約の特徴
(2)担保設定方法(セキュリティパッケージ)と実行方法(ステップイン)
(3)スポンサーサポート

5.近時の動向
(1)リースを活用したプロジェクト
(2)屋根置きプロジェクト
(3)ポートフォリオ型プロジェクト

6.質 疑 応 答  ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい
補足事項 ※残席わずか     ※ご同業の方からのお申し込みはお断りさせて頂く場合がございますので、ご了承ください。 

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