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金融業のマーケティング戦略

その実践における顧客理解とリスク管理
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2005-07-08(金) 13:30~16:30
講師 ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン株式会社
ディレクター・オブ・ストラテジー 金融サービスグループのリーダー
岸本 義之 氏

86年、東京大学経済学部経営学科卒。91年、ノースウェスタン大学ケロッグ校MBA。01年、慶應大学大学院経営管理研究科博士課程修了、博士(経営学)。マッキンゼー・アンド・カンパニーのマネジャーを経て現職。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科(ビジネススクール)非常勤講師として「金融経営戦略論」を担当。近著に『金融マーケティング戦略』(05年、ダイヤモンド社)、他に共・監訳書として『マーケティング戦略論』(00年、ダイヤモンド社)、『マネジメントの世紀』(01年、東洋経済)、『統合マーケティング戦略論』(03年、ダイヤモンド社)、共著書として『銀行経営の理論と実務』(03年、きんざい)、『顧客ロイヤルティの時代』(04年、同文舘)、『仕組み革新の時代』(04年、有斐閣)、編著書として『戦略経営コンセプトブック』、『同2000』、『2001』、『2002』、『2003』(東洋経済)、『Eビジネス 勝者の戦略』(00年、東洋経済)などがある。15年以上にわたって、金融分野を中心にコンサルティングに従事。銀行、証券、保険会社などに対して、全社戦略、マーケティング・営業戦略、リスク管理、業務プロセス、国際戦略、組織改革など幅広いテーマに関してプロジェクトを行っている。

概要 規制産業として発展してきた日本の金融機関には、マーケティングという概念が欠落しがちであった。自由競争に勝ち残るためにマーケティングが必要と考える経営者は増えてきているが、いわゆる消費財のマーケティングをあてはめても、金融の場合は失敗する可能性が高い。金融業のマーケティングの根底にあるのは、無形性の高いサービス業ゆえの顧客リレーションシップの重要性であり、リスクという要因を管理しながら顧客を拡大しなければならないという、難易度の高い課題である。
本講演では、リレーションシップ・マーケティングの基本原理である顧客生涯価値について紹介し、その実務面での利用方法について解説する。また、リスク商品のマーケティングに関して、大数の法則と逆選択の論理を踏まえて実務面での課題について解説を行う。
セミナー詳細 1.金融「サービス業」の本質的な意味
   ・サービス業としての商品とは
   ・サービス・マーケティングの重要性
   ・リスク商品のマーケティング


2.日本の金融制度に関わる問題
   ・1950年代型の金融制度の意義
   ・戻るべき「本業」のない銀行

3.サービス業としてのマーケティング
   ・金融サービスにおける既存顧客維持の経済性
   ・顧客生涯価値とは
   ・銀行サービスにおけるライフステージモデル
   ・トップダウン型CRM

4.リスク管理とマーケティング
   ・個人の信用リスクとマーケティング
   ・企業の信用リスクとマーケティング
   ・市場リスクとマーケティング

5.質疑応答/ディスカッション

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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