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企業財務における金融機能の高度化・多様化と金融手法を活用したリスクマネジメント

産業構造審議会における議論を踏まえて、リスクファイナンス手法の活用事例と課題の紹介を含む
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2006-02-08(水) 13:30~16:30
講師 経済産業省
経済産業政策局 産業資金課 課長補佐
林 揚哲 氏

AIU保険会社
企業営業本部リスクマネジメント担当部長
折戸 雄 氏

【林氏】
89年早稲田大学法学部卒、94年シカゴ大学ロースクールLLM。89年住友信託銀行入社、国内法人営業を経て海外審査部。海外プロジェクトファイナンス案件や証券化案件等の審査業務に携わる。95年関西電力入社、企画室にて電気事業自由化戦略に携わった後、海外発電事業、ガス事業、通信事業、金融事業などの新規事業の立ち上げに従事。04年より現職。寄稿として、「グローバル企業は邦銀に積極的海外展開を求めている」(週刊金融財政事情、2005年9月19日号)など。

【折戸氏】
83年神戸大学経営学部卒、96年米国ロチェスター大学MBA。生損保両方の保険会社で総合調査、経営企画、商品開発等の役職に携わった後、英国領バミューダで、キャプティブ及びART(代替的リスク移転手法)について実務トレーニー経験。04年より現職。AIUにおけるキャプティブ及びリスクマネジメント手法の導入推進責任者。米国公認会計士、米国リスクマネジメント・アソシエイト、全米生保経営協会フェロー。「自家保険制度を利用した企業リスクマネジメント」(公認会計士協会東海会研修会)、「リスクマネジメントにおけるキャプティブ発展の可能性」(トーマツ・早稲田大学講演会)等、リスクマネジメントに関する講演多数。

概要 企業を取り巻く環境変化が進む中で、企業財務の高度化・多様化が進んでいる。CMS(キャッシュマネジメントシステム)の導入などに見られる金融機能の内製化が進む一方、金融・資本市場の活用による資金調達・運用の効率化・多様化を進める企業が増えている。経済産業省産業構造審議会産業金融部会による中間報告「次世代の企業財務と産業金融機能のあり方について」では、こうした動きを踏まえ、次世代の企業財務と産業金融機能のあり方について将来展望を行っている。
このような企業財務のイノベーションに関する先進的な取組みのひとつとして、金融手法を活用したリスクマネジメントについて検討する動きが見られる。特にリスクに係る開示要請が強まる中で、それに対応したリスクマネジメントが一層求められており、先進的な財務機能を有する企業を中心にいわゆるリスクファイナンス手法の活用が見られる。
本講演では、先ず林がそうした企業財務の変革とそれを支える金融サービスの変化について、産業構造審議会における議論を踏まえて概説する。次いで折戸が、先進的にリスクマネジメントを取り組んでいる企業の事例やそれを支えるリスクファイナンス手法の現状と課題について紹介する。
セミナー詳細 1.企業財務のイノベーションとそれを支える金融ソリューションの変化
   (1)企業財務を取り巻くパラダイムシフト
   (2)資金調達・運用の多様化・高度化
   (3)リスクマネジメントの必要性とファイナンス手法の活用
   (4)高度な企業財務を支える金融ソリューションのあり方

2.リスクファイナンスについて
   (1)企業財務から見たリスクファイナンス
   (2)各手法の活用事例の紹介と課題
    ・コンティンジェント・デッド
    ・CATボンド
    ・キャプティブ
    ・その他

3.質疑応答/ディスカッション

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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