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保険会社の資本政策

~格付け会社・投資家の視点と内部管理~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2001-08-23(木) 13:30~16:30
講師 UBSウォーバーグ証券
株式調査部 ディレクター シニア アナリスト   
水口 啓子 氏

セミナー詳細 自由化が進むなか、日本の保険業界においても横並び意識から脱却し、競争優位に立つために各社が戦略的事業分野を選別することがより重要な課題となってきている。合理的、且つ適格なリスク・リターン分析に基づいた戦略分野へのキャピタル・アロケーションは、格付け会社や投資家によってポジティブに評価される。こうした概念に基づき、戦略分野強化、非戦略分野からの退出が高く評価されることも多い。しかし、妥当なキャピタル水準や、M&Aを伴う事業分野選択などの評価に関して、格付け会社と投資家との間で見解の相違が見られる場合がある。このセミナーでは、欧米の事例を幾つか挙げつつ、格付け会社と投資家のキャピタル・アロケーションに対する分析・評価とその差異について述べる。また、格付け会社、投資家など第三者に十分理解・評価される、内部管理上のキャピタル・アロケ-ション政策のアプローチに関しても、欧米の保険会社の事例をふまえて解説する。

講義詳細
< 格付け会社の視点 >
1.格付け会社による保険会社の資本配分分析

2.マルチ・ライン(複数事業分野に係わる保険会社)に対するキャピタル・モデルの考え方      
  ~各事業分野/商品のリスク分析 

3.キャピタルの充実の重要性

4.統合的リスク分析の織り込み
  ~定性的分析の余地

5.欧米の事例

< 投資家の視点 >
1.保険会社の "sum of the partsのアプローチ(事業分野積み上げ方式)"
(1)株式アナリストによる保険会社のキャピタル・アロケーション概算
(2)余剰資本の位置付け  
  ~格付け分析観点との差異
(3)価値乗数
(4)流動性への考慮
(5)欧米の事例

2.保険会社のEVA
(1)EVA算出における諸仮定の恣意性の可能性
(2)リスク割引率の有り方  
(3)アプレーザル・バリューと販売乗数
(4)資本投下/事業からの退出の選択  
(5)欧米の事例
  
< 内部管理上の視点 >
1.保険業務に係わるリスクの特定

2.キャピタル・アロケーション管理

3.資本投下に対する期待リターンとは   

4.キャピタル管理とシステム開発

5.海外の事例

6.質 疑 応 答  

※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい

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