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金融機関のオペレーショナルリスク・マネジメント

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2006-03-01(水) 13:30~16:30
講師 トーマツ コンサルティング株式会社
パートナー
松下 芳生 氏

トーマツ コンサルティング株式会社
シニアマネージャー
有友 圭一 氏

【松下氏】
筑波大学経営・政策科学研究科卒業(経済学修士)。日系企業、米系コンサルティング会社を経て現職。金融サービス、コンシューマービジネス、リテールなど幅広い業界で、戦略立案、組織変革、コールセンター、コスト削減、IT戦略などの幅広いコンサルティング活動に従事。金融機関では、大手銀行、生保、信販、クレジットカード、外資系金融機関に対し、サービスを提供。CIOマガジン編集委員・日本コンタクトセンターアワード審査員。主な共著書として、『オペレーショナルリスク・マネジメント』(ファーストプレス、05年)、『ストラテジーハンドブック』(PHP研究所、04年)、『マーケティング戦略ハンドブック』(PHP研究所、01年)、『eエコノミー時代の経営戦略』(ダイヤモンド社、00年)。

【有友氏】
米国Deloitte Consultingニューヨーク事務所金融インダストリーグループ兼トーマツ コンサルティング シニアマネジャー。米国公認会計士、英国ウォーリック大学、経営学修士(MBA)。過去11年間にわたり、日欧米の大手金融機関に対し、オペレーショナルリスク管理、信用リスク管理、コスト削減、収益性管理、業績評価体系確立、業務品質改善、IT戦略、アウトソーシング戦略などの幅広いコンサルティング活動に従事。共著として、『オペレーショナルリスク・マネジメント』(ファーストプレス、05年)、『コンサルティング・ハンドブック』(東洋経済新報社、02年)がある。03年から04年にかけて、米国「企業概況ニュース」にてORM、シックスシグマ、IT戦略に関わる記事を連載。

概要 オペレーショナルリスクによる損害は他社との競争上、大きなインパクトを与える。また、業務、組織、人に起因するものであるため、その管理には企業活動そのものの変革が必要になる。
本講演はリスク管理に携わる実務家を対象に、講師の豊富なコンサルティング実績に基づいて、その理論と、現場で目にしてきた具体的アプローチをわかりやすく解説するものである。
第一に、オペレーショナルリスク管理が事業の存続に影響を及ぼすほど重要であり、取り組みも体系化が進んでいる欧米の金融機関に焦点を当てる。特に銀行にとっては新BIS規制 (Basel II) 対応は喫緊の課題となっているが、単に規制対応で終わらせるのではなく、これを契機に経営変革を進めることで企業価値を高めるための取り組みが既に始まっている。こうした取り組みの方法を解説することで、金融機関を初めとする日本企業にとってのベンチマークを示す。
また、なぜオペレーショナルリスク管理が必要なのか、過去に起きた事件とその原因に基づいて、必要性と理論を解説する。さらに、グローバルな先進的取り組み事例を紹介し、単なる模倣ではなく、自社のビジネスモデルと規模に適したビジョンと組織体制づくりの方法への活用について示唆するものである。
セミナー詳細 1.先進金融機関から学ぶORM導入の成功要因
   (1)オペレーショナルリスク分類体系の確立
   (2)適切なORM組織形態の選定
   (3)全社的プロセスマップの作成
   (4)他のイニシアティブとの融合
     (ア)業務プロセスの再設計 (Business Process Re-engineering)
     (イ)シックスシグマ (Six Sigma)
     (ウ)バランスト・スコアカード (Balanced Score Card)
     (エ)活動基準原価計算 (Activity Based Costing)
     (オ)コスト削減 (Cost Reduction)
     (カ)事業継続計画 (Business Continuity Planning)

2.ORMの業態ごとの動向と進化過程
   (1)リスクサーベイに見るオペレーショナルリスク管理(ORM)の方向性
   (2)Capability Maturity Model (CMM) とは
   (3)CMM に見る業態別ギャップの傾向と対策
   (4)ロードマップの事例


3.守りから攻めへのリスク管理
   (1)守りだけで良いのか
   (2)ポジティブなビジョンを描く
   (3)プライオリティーを付ける
     (ア)EVM(Enterprise Value Map)の利用
   (4)運用に落とせる形にする
     (ア)RCSAとBSCの融合

4.競争優位の確立に向けて

5.質疑応答/ディスカッション

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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