グローバルな資金調達の手法と法的諸問題シンジケート・ローン、プロジェクトファイナンス、証券化を中心に、英文契約書の作成方法や留意点を交えて |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2006-09-07(木) 13:30~16:30 |
講師 |
アンダーソン・毛利・友常法律事務所 パートナー 赤羽 貴 弁護士 アンダーソン・毛利・友常法律事務所 出張 智己 弁護士
【赤羽弁護士】 |
概要 |
世界には多くの法域が存在し、投資家保護のための金融規制はもとより、債権譲渡、担保、相殺等、重要な法分野で各国の取扱いは異なっている。国を跨いだ大規模な資金調達には大きな法的リスクが伴うため、契約書は膨大な量に及ぶ。国際金融は、その結果、非常に複雑で理解困難なもののように思える。 しかし、現実の法律実務は、すべて、契約法、担保法、倒産法の基本的な原理に従って動いており、一見複雑に思える取引も、簡単な基本概念に立ち戻って説明することが可能である。 本講演では、このような「簡単さ」を示すことを目的のひとつとしながら、典型的な資金調達方法のメカニズムを、具体的な事例に基づき解明する。また、国際的な資金調達に用いられる英文の契約書から重要な条項を抜粋し、その趣旨、目的、効果、及びその適用が争われた判例を解説するとともに、英文契約書の作成方法や留意点に言及する。 |
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セミナー詳細 |
1.はじめに ~世界の法域と金融取引に関する5つの指標~ (1)倒産法上の相殺の扱い (2)契約の移転 (3)担保権の効力と範囲 (4)信託 (5)物権的追及権(Tracing) 2.シンジケート・ローン (1)借主の信用状態が悪化した場合にとるべき対応と鍵になる契約条項 ~具体的事例からの検討~ (2)英文契約書の読み方と作り方 (a) Negative Pledge (b) Pari Passu (c) Cross Default (d) MAC (Material Adverse Change) (e) Financial Covenants (f) Pro Rata Sharing (3)アレンジャー/エージェントの責任 3.プロジェクトファイナンス (1)ストラクチャーのポイント ~具体的事例からの検討(パワープラントの開発)~ (a) Security Package (b) SPC (c) 優先劣後条件のバリエーション (2)英文契約書の特徴 ~シンジケート・ローンとの比較~ (3)法域の違いから生じる特殊なリスク 4.Securitization (1)経済的効果とオリジネータの目的 (a) 資金調達上のメリット (b) Capital Adequacy (c) 会計上のメリット (d) 各種規制との関係 (2)ストラクチャーのポイント (a) クレジット (b) アセット (c) True Sale (3)固有のリスク~オリジネータの倒産とRecharacterization~ 5.金融規制~Basle II~ 6.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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