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排出権取引の最新展開

排出権取引を巡る法務の最新動向、金融商品取引法の影響等を交えて
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2008-02-22(金) 13:30~16:30
講師 森・濱田松本法律事務所
パートナー
武川 丈士 弁護士

95年司法試験合格。96年東京大学農学部卒業。98年弁護士登録(東京弁護士会)。02年カリフォルニア大学デービス校ロースクール卒業。03年カリフォルニア州司法試験合格。02~03年Morgan, Lewis & Bockius法律事務所(New York)で執務。03~04年三井物産株式会社法務部出向。04年森・濱田松本法律事務所に復帰。不動産・債権の流動化・証券化取引、事業の証券化、PFI・プロジェクトファイナンス、企業買収ファイナンス、排出権取引等に従事。論文等として、「排出権取引に関する法的考察(1)―(3)」( NBL No.808―810)、「排出権取引における実務上の諸問題」(Law & Technology2007年10月1日刊)など。

概要 周知のとおり、2008年1月1日をもって京都議定書第一約束期間が開始されている。京都議定書の目標達成をにらんだ国内対策に関する議論や次期約束期間の条約交渉も本格化しつつあり、排出権取引・温暖化対策は企業経営にとっても無視できないファクターとなりつつある。
本講演においては、排出権取引や排出権を巡る法務の最新の動向について、解説を行う。まず、2007年11月に日本の割当量口座簿と国際取引ログが開通したことに伴い、現実の排出権取引が開始されるに至っているが、①割当量口座簿の実務運用等に鑑み、排出権取引を行うにあたって注意すべき点や問題点について解説を加える。また、②2007年9月末の金融商品取引法の施行により、排出権取引を業法規制の環境がどのように変わったのかという点についても解説する。更に、排出権取引を巡る近時のビジネス上の動き(排出権を用いた金融商品の組成、カーボンオフセット、排出権取引市場の創設の動き等)についても、その法的側面から解説を加える。最後に、排出権取引に関する立法・法制度の今後のあり方、法改正の内容等に関する議論についても、経済産業省の「京都クレジット流通基盤整備検討会」での議論等も踏まえ、公開情報の範囲内で触れることとしたい。また、これ以外にも講演当日時点で公表された法改正の動向等があれば、可能な限り適宜取り上げていく予定である。
セミナー詳細 1.排出権取引に関する一般論

2.排出権取引を巡る法制度の現状
   (1)温対法一部改正、金融商品取引法等 
   (2)国際取引ログの開通・割当量口座簿の運用開始

3.排出権取引の開始:割当量口座簿の運用と排出権取引における留意点

4.金融商品取引法改正に伴う排出権取引に関する業法規制

5.排出権取引に関する近時のビジネス上の動き
   (1) 排出権を用いた金融商品の組成 
   (2) カーボンオフセット 
   (3) 排出権取引取引市場に向けた動き

6.排出権取引制度の今後の展開

7.質疑応答/ディスカッション

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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