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金融機関の内部管理態勢と最近の規制動向

金融商品取引法施行後の新たな課題や検査マニュアル、監督指針からみる態勢整備など
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2008-07-29(火) 13:30~16:30
講師 長島・大野・常松法律事務所
梅澤 拓 弁護士

96年司法試験合格。97年東京大学卒、同年司法研修所入所。99年長島・大野法律事務所(現 長島・大野・常松法律事務所)入所。04年University of Pennsylvania, Law School LL.M.(法学修士課程)修了、同年Simpson Thacher & Bartlett (New York), International Associate。05年3月金融庁検査局総務課 金融証券検査官(任期付公務員)。06年専門検査官(同)。07年4月より長島・大野・常松法律事務所に復帰。金融庁在任中、金融検査マニュアル、信託検査マニュアル、保険検査マニュアルの改訂・新設を担当したほか、検査実務や各種の法令照会業務、検査官教育などを担当。現職では、銀行法、金融商品取引法、信託業法、保険業法等の金融規制法を中心に国際・国内企業法務全般を扱う。主要著作として、「金融検査マニュアル便覧」(きんざい)(共同編集)、「座談会 地域金融機関は弁護士に何を求めているか」(金融法務事情、08年5月5・15日合併号)、「金融機関の法令等遵守態勢と顧客保護等管理態勢(上)(下)」(金融法務事情、07年5月5・15日合併号(1802号)、5月25日号(1803号))、「改訂金融検査マニュアルの解説―経営管理、法令等遵守、顧客保護等管理を中心に―」(金融法務事情、07年4月25日号(1801号))、「新しい金融検査マニュアルの概要(上)」(金融財政事情、07年3月12日号(2733号))、「新しい金融検査マニュアルの概要-顧客保護等管理態勢の確認検査用チェックリストを中心に」(銀行実務、07年4月号)、「保険検査マニュアルの改訂について」(金融法務事情、1778号、共著)、「信託検査マニュアルの概要」(金融法務事情、1777号、共著)他多数。

概要 金融商品取引法の施行から相当の期間が経過し、トライアンドエラーを繰り返して来た金融機関も、ある程度金商法の実務が定着してきたところも多くなってきた。一方で、内部管理態勢の整備に関しては、次々と新しい課題が生じている。インサイダー取引の未然防止態勢、利益相反の管理のための態勢整備、反社会的勢力への対応態勢などは、特に自ら判断し、どのように管理していくべきかについて、金融機関の自己規律が求められる部分であると同時に、根源的には「永遠の課題」ともいえるテーマである。
本講演では、これらの「古くて新しい」問題にどのようにアプローチしていくべきかという観点から、コンプライアンスの基本に立ち返りつつ、自主的対応をする上での考え方を中心に取り上げる。
セミナー詳細 1.金融商品取引法の第2ステージ(Check & Act) 
   (1)リテールの業務フローと金商法の再確認 
   (2)顧客説明の「量」から「質」へ 
   (3)適合性原則の誤解 勧誘の開始時期とセミナー

2.反社会的勢力対応態勢 
   (1)検査マニュアル・監督指針に見る管理態勢 
   (2)反社会的勢力の定義と管理 
   (3)外部・内部データベースと個人情報保護法 
   (4)事前審査体制とケーススタディ 

3.利益相反の管理態勢 
   (1)利益相反の抽出と特定の方法論 
   (2)利益相反管理態勢の構築の考え方

4.インサイダー取引の未然防止 
   (1)監督局長要請をヒントに考える 
   (2)「コンプライアンスに早道なし」

5.最近の規制動向

6.質疑応答/ディスカッション

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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