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サブプライム危機後の金融ビジネス

欧米の先進事例にみる新たなビジネスチャンス、規制及びリスク管理の新潮流、わが国への示唆
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2008-09-02(火) 13:30~16:30
講師 株式会社日本総合研究所
調査部 金融ビジネス調査グループ 副主任研究員
李 立栄 氏

北京大学経済学部卒業。イギリス・ケンブリッジ大学国費交換留学。アメリカ・スタンフォード大学(MBA)修了。01年日本国文部科学省国費留学生認定。03年に早稲田大学大学院アジア太平洋研究科修了後、同年、日本総合研究所に入社し、調査部で内外マクロ経済・金融を中心に調査活動に従事。04年社団法人日本経済研究センター出向。専門は米国経済、国際金融、欧米金融機関経営。内外経済誌に米国経済・金融、ヘッジファンドなどの問題について寄稿多数。主な著作は「サブプライム問題発生のメカニズムとアメリカ経済・金融への影響」(Business&Economic Review、08年2月号)、「サブプライム恐慌:流動性危機から金融システム危機へ」(エコノミスト、07年12月4日号)、「米サブプライムローン問題 危うさはヘッジファンドに集中している」(エコノミスト、07年7月31日号)、「アメリカ住宅"バブル"を検証する」(Business&Economic Review、05年10月号)、「中国における個人金融業務の現状と展望」(共著、Business&Economic Review、04年6月号)等。

概要 グローバル化、金融・情報技術革新の急速な進展に加えて、近年の世界的なマネーフローの変調によって、世界の金融ビジネスは今、大きな変化と挑戦に直面している。わが国の金融ビジネスもいかに競争力強化を図るかが問われているといえよう。サブプライム問題はこの大きな変化の潮流のなかで位置づけて初めて正しい理解が可能である。
本講演では、2008年に入り、「ポスト・サブプライム」の大きな変化の兆候がみられるなか、講師による欧米現地での最新の調査及びヒアリング結果をも踏まえ、サブプライム問題の表面的な問題点の指摘にとどまらず、そのようなビジネス・モデルを生み出した背景やそれを助長させたグローバルな金融環境の変化、あるいは欧米金融業界の競争環境などにも触れながら、鳥瞰図を提示する。そのうえで、見直しが始まった金融機関のリスク管理に関する議論の方向性やソブリン・ウエルス・ファンド(SWF)やイスラム金融など、世界的な金融ビジネスの新潮流を紹介することとする。
セミナー詳細 1.サブプライムショックの影響とその背景
   ・欧米マクロ経済・金融資本市場、金融機関の損失評価と見通し
   ・世界的なマネーフローの変調
   ・金融アンバンドリングに潜むリスク管理の陥穽

2.迫られる金融監督・リスク管理の見直し
   ・米国が提示した金融監督の青写真
   ・世界的識者の議論の最先端
   ・格付け機関、投資銀行の規制の議論
   ・リスク管理の新潮流

3.新たな金融ビジネスチャンスと先進事例
   ・資産運用ビジネスへの回帰
   ・顧客となったソブリン・ウエルス・ファンド(SWF)
   ・欧州で広がるイスラム金融

4.わが国への示唆

5.質疑応答/ディスカッション

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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