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【金融基礎講座】信用リスク・市場リスク計測の基礎

内部監査、リスク管理等の実務に必須の基礎知識を体系的に解説
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2009-01-22(木) 13:30~16:30
講師 あずさ監査法人
FMG事業部 ディレクター
佐上 啓 氏

92年に大手邦銀に入行、金利モデルおよび金利系エキゾチックデリバティブ評価手法の開発、信用リスク計測モデルに関する研究開発、システム構築に関する要件整理、制御手法に関する研究開発、バーゼルⅡに関する数理理論の研究、社債、株、貸付に関する統合リスク評価モデルの研究開発、証券化商品/クレジットデリバティブの評価手法開発、国内の金融機関向けに信用リスク関連コンサルティング実施に従事。03年に朝日監査法人(現 あずさ監査法人)に入社、国内大手金融機関(政府系金融機関を含む)向けに、市場および信用VaRモデルのレビュー、バーゼルⅡ対応に係るアドバイザリー業務、地域金融機関向けに、市場および信用リスク計測モデル高度化に係るアドバイザリー業務、与信上限運営導入に係るアドバイザリー業務を実施。また、金融機関向けセミナーを多数実施。

概要 本講義は、内部監査部門やリスク管理部部門の新任の役職者・担当者など、初めてVaRについて学ぶ実務家、既に実務に関与しており改めて体系的な知識習得を図る実務家などを対象に、現状リスク指標として広く用いられている市場VaRや信用VaRに対する考え方、その計測方法、計測に必要な要件や前提について説明するとともに、サンプルポートフォリオを用いてVaRの算出までの過程を解説する。
金融機関が抱えるリスクを定量的に表現する指標として、VaR(Value at Risk)という考え方がある。市場リスクファクター(金利、為替、株価等)の変化に起因して発生しうる最大損失を市場VaRと呼び、取引先信用力の変化に起因して発生しうる最大損失を信用VaRと呼ぶ。
これらの指標がリスク量として金融機関のリスク管理部署で利用されている背景には、市場VaRについては、90年代に始まったデリバティブ取引における損失の顕現化、バーゼル規制における内部モデルとしてVaRを用いることが推奨されたこと、信用VaRについては、昨今のバーゼルⅡ規制におけるリスクウエイトにVaRの考え方が用いられたこと等が挙げられる。
当該指標は既に業界で日常的に活用されているが、新任の内部監査人やリスク管理担当者等にとっては、その具体的な算出方法、意味付け及び限界を実務的な視点から整理する機会が十分とは言えないため、本講義では基礎から体系的に理解を得ることを目的とするものである。
セミナー詳細 1.市場リスク計測手法について
   (1)市場VaRとは
    ・市場リスク管理に関する歴史的背景
    ・市場VaRの一般的な定義
    ・市場VaR計測のために必要な要件・前提
   (2)市場VaR計測のための統計的技術について
    ・各種統計指標の考え方(平均・分散・共分散)
    ・確率分布の考え方
    ・市場VaRの具体的な推定方法
   (3)市場VaRの計測イメージについて
    ・リスクファクターの設定
    ・ボラティリティおよび相関係数の設定
    ・感応度の測定
    ・サンプルポートフォリオに対する市場VaRの算出
   (4)市場VaRの信頼性に関する検証
    ・統計的前提に係る検証の視点
    ・バックテスティング

2.信用リスク計測手法について
   (1)信用VaRとは
    ・信用リスク管理に関する歴史的背景
    ・信用VaRの一般的な定義
    ・信用VaR計測のために必要な要件・前提
   (2)信用VaR計測のための統計的技術について
    ・信用リスクにおける相関モデルについて
    ・信用リスクに関する確率分布の作成方法
    ・信用VaRの具体的な推定方法
   (3)信用VaRの計測イメージについて
    ・各種パラメータの推定方法(PD・LGD・相関係数)
    ・サンプルポートフォリオに対する信用VaRの算出
   (4)信用VaRの信頼性に関する検証
    ・統計的前提に係る検証の視点
    ・バックテスティング

3.質疑応答

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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