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保険窓販における顧客情報活用にかかる法的規制と実務対応

クロスセルにかかる営業力の強化に向けたソリューションの提案
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2009-02-02(月) 13:30~16:30
講師 東京フレックス法律事務所
木下 和博 弁護士

東京大学経済学部卒。03年10月弁護士登録(東京弁護士会)、八重洲総合法律事務所入所。大手企業の危機管理案件、保険会社のモラルリスク案件(保険会社側)などに携わる。06年1月東京フレックス法律事務所入所。コンプライアンス・内部統制体制の構築、証券化・流動化、事業再生などを手掛けるとともに、大手銀行代理業者の法律顧問を務める傍ら預金・保険・証券を跨いだクロスセル体制の構築に関わる。論文等として、「保険窓販における非公開情報の扱い方」(週刊金融財政事情、08年10月13日号)。

概要 アメリカを震源とする近時の世界的な金融不安により、金融システムに対する信頼が揺らいでいる中、安定した金融システムの再構築の鍵を握るのはリテール部門の一層の強化にある。
金融機関による保険窓販は、2007年12月の全面解禁を受けて、リテール部門強化の可能性を拡げているが、一方で、顧客保護の観点から、クロスセルにかかる営業には顧客同意の取得をはじめとする各種の法的規制がある。例えば顧客の非公開情報の利用にかかる同意取得に関しては、保険会社向けの総合的な監督指針、保険業法施行規則改正にかかるパブリックコメントなどの理解が必須であるが、実務上の具体的な対応場面における解釈指針としては、なお不分明な点も多い。
ともすれば、これらの規制は、積極的なクロスセル戦略の足枷とも捉えられがちだが、視点を変えれば、むしろ営業ツールとして活用する途も見えてくる。
本講演では、保険窓販を行う際のファイアウォール規制について、諸々の法的規制を横断的に再確認した上で、営業現場における顧客同意の取得方法について、営業上の効果を意識した実務的な対応方法を提案する。
セミナー詳細 1.保険窓販における顧客情報の利用にかかる規制の概要
   (1)ファイアウォール規制の目的
   (2)ファイアウォール規制の概要
   (3)ファイアウォール規制の外延
    ・個人情報の共有・利用上の規制
    ・優越的地位の濫用にかかる規制
    ・契約法上の制約

2.顧客情報の利用のための同意取得にかかる実務対応
   (1)同意取得マニュアルにおける検討事項
   (2)営業部門からのフィードバックに対する対応
    ・営業効率と同意取得手続との両立
    ・代理人への対応
    ・渉外営業における営業ツールの活用
   (3) 今後想定される営業活動への対応
    ・Web上での保険募集への対応

3.近時のファイアウォール規制見直しの動きと今後の見通し
   (1) ファイアウォール規制見直しの動き
   (2) 今後の見通し

4.質疑応答/ディスカッション

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