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金融機関における内部監査の品質評価

内部監査部門に要求される品質評価プログラムの確立等と実務対応
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2009-06-22(月) 13:30~16:30
講師 NSフィナンシャルマネジメントコンサルティング株式会社
ディレクター
田幡 和寿 氏

88年大手邦銀に入行。グループ資本政策(持株会社兼務)、経営企画、与信検証、法人部門営業企画、投資銀行部門営業企画、商品開発、金利為替ディーリング等を担当。バーゼルⅡ、リスク管理高度化、新規事業開発等の特命プロジェクトにも参画。日本人の公認内部監査人(CIA)の先駆けとしてCIA試験の日本語実施に貢献。CIA試験委員会委員長、日本内部監査協会(IIA-Japan)『専門職的実施のフレームワーク』実践要綱翻訳委員、同『ソイヤーの内部監査』翻訳レビュー委員。07年より現職にて、金融機関向け経営コンサルティング業務に従事。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員、公認内部監査人、公認金融監査人(CFSA)。カーネギーメロン大学経営大学院卒MBA。

概要 内部統制の有効性、適切性を検証する独立機能としての内部監査が、ますます重要な役割を果たすようになっていることを背景として、各金融機関では、中長期的課題としての内部監査の高度化(手法の高度化、範囲の拡大、人材育成等)に取組んでいる状況と考えられる。内部監査の高度化とは、内部監査の品質の向上、あるいは内部監査部門の運営の向上とも言える。
被監査部門における内部統制のPDCAサイクルを確立する責任は、被監査部門自身にあるのと同様に、内部監査(部門)のPDCAサイクルを確立する責任は、内部監査部門(長)にある。内部監査PDCAにおける「C」は、内部監査部門自らが実施する品質評価であり、内部監査の品質管理プログラムの確立および品質評価は、内部監査部門(長)の責任でもある。
本講演では、金融機関及び銀行持株会社の経営企画部門等における実務経験を有し、CIA試験制度も含め内部監査に先駆的に携わる講師の立場から、経営ノウハウとしての内部統制を評価する機能としての内部監査部門に求められる品質と、その評価の枠組み(考え方)について、実務の実情や枠組み等に関する最新の状況を踏まえて解説する。
セミナー詳細 1.内部監査の概念整理(品質評価の前提として)
   ・品質評価における独立性、客観性、有効性、効率性、妥当性等の概念
   ・「内部監査の専門職的実施の国際基準(IIA基準)」の概要
   ・人材育成と外部資源の活用
   ・内部監査〔部門〕の品質管理と品質評価

2.金融機関の特性を踏まえた品質評価の実務対応
   (1)金融機関における内部監査部門の運営の特徴
     ・内部監査高度化の方向性
     ・内部監査PDCA
     ・内部監査部門と管理部門の連携
     ・本部業務監査と営業店監査の連携等
   (2)内部監査〔部門〕の品質評価
     ・金融機関の特性を踏まえた評価対象項目の選定
     ・自己評価
     ・組織内評価
     ・外部評価

3.質疑応答/ディスカッション

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