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経営統合とM&Aを巡る動向と今後の戦略

金融危機後の金融再編シナリオと非金融セクターの現状及び展望
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2009-07-03(金) 13:30~16:30
講師 アーンストアンドヤング・トランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社
ディレクター
島田 英海 氏

アーンストアンドヤング・トランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社
ディレクター
岩崎 敦 氏

【島田氏】
横浜国立大学経営学部卒、南カリフォルニア大学アーネンバーグスクール修士取得。金融機関の資産運用企画部門に勤務の後、98年にアーンストアンドヤング・トランザクション・アドバイザリー・サービス入社。現在、トランザクション・インテグレーション部門のディレクター。日本証券アナリスト協会検定会員。主な事業分野はグローバル企業向けのM&A、経営統合サービス。金融機関向けに持株会社設立、グループ再編、経営統合、ポスト・マージャー・インテグレーションなどのコーディネーションサービスを実施。事業会社向けには事業再編、カーブアウトサービスを提供。プライベート・エクィティ・ファンドに対するコマーシャル・デューデリジェンス、企業価値向上のためのアドバイザリー業務に従事。

【岩崎氏】
三和銀行(現 三菱東京UFJ銀行)入行後、中堅企業向け融資業務、外国為替業務、新規事業企画業務ならびに投資銀行業務を経て、00年4月より同行コーポレートファイナンス部M&A室にてM&A業務に従事。02年4月よりUFJキャピタルマーケッツ証券(現 三菱UFJ証券)企業情報部へ出向し、バリュエーションチームヘッドおよび再生案件のプロジェクトマネージャーとして引き続きM&A業務に従事。05年12月より大和証券SMBC 企業提携第一部に移籍し引き続きM&A業務に従事。製造業の案件に従事し、主として機械、半導体(LED)、精密機器および鉄・非鉄業界の案件をプロジェクトマネージャーとして担当。京都大学工学部卒業(専攻:鉄冶金学)。現在、アーンストアンドヤング・トランザクション・アドバイザリー・サービスのM&A部門のディレクター。

概要 世界的金融危機は欧米の大手金融機関の破綻、欧米型投資銀行モデルの崩壊等を引き起こし、わが国でも上場企業の破綻・倒産を含め深刻な景気悪化局面を迎えるに至っている。国内需要の伸びが見込めない状況下において、金融機関、非金融セクターを問わず大規模な経営統合のほか再編に向けた圧力は強くなると想定される。また、個別企業の経営状況にも引き続き注視が必要である。
本講演では組織再編、M&Aの最前線に立つ講師らの視点から、金融危機後の激変する環境を踏まえ、最新動向と今後の展望等を解説する。経営統合とM&Aに基づくシェア確保と海外市場への展開等を通じて、マイナス成長下においても競争力の維持・向上を可能とするシナリオを検討し、今後の経営及び実務への示唆を提示するものである。
先ず銀行、証券、保険等の金融機関を中心に、再編の道筋として、持株会社の役割を明確にしたうえ、メガバンクのグローバル展開と地域銀行の統合による金融機能の安定化、生損険の事業効率化、日米欧の連合による証券業と投資銀行業務の活性化等に言及する。欧米金融機関の破綻、投資銀行モデルの見直し、さらには国内外の金融機関再編や政策、規制の変化など、金融危機に前後する直近の状況をも念頭に、今後の見通しと成長シナリオを検討する。
次いで製造業を中心に、直面する課題を分析し、今後の方向性を展望する。非金融セクターにおけるグローバルのM&Aの現状を俯瞰したうえで、現在進行している、あるいは潜在的に検討がなされているM&A事案についての傾向とコンセプトについて考察を行い、実際の案件において検討すべき実務上の留意点等を紹介する。
なお、経営統合や再編を巡る最新動向や09年3月期決算などに関連する新たな情報については、講演当日までの状況により、必要に応じて可能な範囲で言及することとする。
セミナー詳細 1.はじめに
   (1)企業の競争力強化と成長の道筋
   (2)経営統合とM&Aによる危機打開と機会の創出

2.金融再編のシナリオ
   (1)持株会社の役割の検討
   (2)メガバンクと地域銀行の安定化
   (3)保険事業の経営効率化
   (4)証券業と投資銀行業務の活性化

3.製造業を中心とする今後の方向性とM&Aの活用
   (1)製造業を中心とするグローバルベースでの環境変化
   (2)非金融セクターを中心としたM&Aの動向
   (3)今後の展開を踏まえ検討すべき事業展開のオプション
   (4)実際の案件の検討や執行にあたって検討すべきポイント

4.まとめ
   (1)金融セクター、製造業のそれぞれの特徴
   (2)M&Aと経営統合による成長のシナリオ

5.質疑応答/ディスカッション

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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