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【特別企画】国際財務報告基準と実務への影響及び最新動向

金融機関や商社における投融資実務等への影響、主に企業・業績評価等の観点から
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2009-12-01(火) 10:00~16:30
講師 青山学院大学大学院
会計プロフェッション研究科 教授
八田 進二 氏

あずさ監査法人
IFRS本部副本部長
KPMGパートナー 代表社員 公認会計士
金子 寛人 氏

株式会社KPMG FAS
トランザクションサービス部門 ディレクター 公認会計士
坂本 頼彦 氏

株式会社KPMG FAS
コーポレートファイナンス部門 シニアマネージャー 公認会計士
森谷 健 氏

【八田氏】
73年慶應義塾大学経済学部卒業。82年慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程単位取得。現在、青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科教授。金融庁企業会計審議会委員(内部統制部会部会長)、会計大学院協会理事長、エーザイ㈱取締役(監査委員長)、㈱日本政策投資銀行社外監査役ほか。最近の著書等として『会計・監査・ガバナンスの基本課題』(編著、同文舘出版、09年)、『会計プロフェッションと監査』(単著、同文舘出版、09年)、『21世紀会計・監査・ガバナンス事典』(編、白桃書房、09年)、『COSO内部統制システムモニタリングガイダンス』(監訳、税務経理協会、09年)、『企業不正対策ハンドブック―防止と発見―』(監訳、第一法規、09年)、『企業不正防止対策ガイド』(委員長、日本公認会計士協会出版局、09年)、『これが内部統制だ!』(共著、ナレッジフォア、08年)、ほか多数。

【金子氏】
80年早稲田大学政治経済学部卒業、アーサーアンダーセン会計事務所(現 あずさ監査法人)入所。83年公認会計士登録、88~93年ドイツデュッセルドルフ事務所駐在、99年アンダーセン(現 KPMG)パートナー、00年朝日監査法人(現 あずさ監査法人)代表社員就任、05年IFRS本部副本部長就任。米国SEC基準、IFRSによる財務諸表監査を中心に国内外の Multinational企業を担当。著書として、『なるほど図解 IFRSのしくみ』(共著、中央経済社、09年)、『国際財務報告基準の適用ガイドブック』(共著、中央経済社、05年)、『英文財務諸表の実務』(共著、中央経済社、00年)、『公認会計士の仕事がわかる本』(共著、法学書院、02年)など。

【坂本氏】
96年早稲田大学政治経済学部卒、朝日監査法人(現 あずさ監査法人)入所。アーサーアンダーセン及びKPMGの東京及びロンドン事務所にて、日本・米国基準に準拠した会計監査及び関連分野のアドバイザリー業務に従事。その後04年よりM&A関連業務に特化し、現在は株式会社KPMG FASにおいて、主として財務デューデリジェンスやM&Aストラクチャーに関するアドバイザリー業務を中心としたサービスを提供している。主な著書として『M&A会計の実務ガイド』(中央経済社、共著、08年)、『組織再編対価の柔軟化をめぐる会計と税務』(清文社、共著、08年)、『減損会計の実務ガイド』(共著、中央経済社、04年)等。

【森谷氏】
慶應義塾大学卒。96年センチュリー監査法人(現 あずさ監査法人)入所。監査法人ではSEC登録日本企業および外資系企業の法定監査・任意監査に従事しながら、各種M&A案件における財務デューデリジェンスにも従事する。特に金融機関の不良債権のバルクセールに関するデューデリジェンスに多くの経験を有する。02年からはKPMGロンドン事務所にて現地日系企業に対する会計・税務全般に関わるアドバイザリー業務に従事した後、06年12月よりKPMG FASにおいて現職。

セミナー詳細 【12月1日(火) 10:00~16:30】

総論 『投融資等の立場からみたIFRSの特徴とは』
 金子 寛人 氏
   (あずさ監査法人 IFRS本部副本部長 KPMGパートナー 代表社員 公認会計士)
 1. IFRSの概要

 2. 投融資等の立場から見たIFRSの特徴
 3. 主要国におけるIFRSの採用状況
 4. IFRSの今後の動き
    ~早期適用に向けた
      日本企業の最新の動き及びIFRSの現段階におけるProject など

特別講演(ランチ・懇親) 『日本が置かれている状況とは』
 八田 進二 氏
   (青山学院大学大学院 会計プロフェッション研究科 教授)
 1. IFRSのルーツ、国内外の議論等の最新動向
 2. 日本はなぜ現在の状況に置かれているのか
    ~欧州との関係を含む、歴史的・政治的経緯

 3. 今後、予想される影響
    ~経営に要求される会計を踏まえた戦略的思考 など

各論① 『投融資等への具体的影響と実務のポイント』
 坂本 頼彦 氏
   (株式会社KPMG FAS トランザクションサービス部門 ディレクター 公認会計士)
 森谷 健 氏
   (株式会社KPMG FAS コーポレートファイナンス部門 シニアマネージャー 公認会計士)

 1. 投融資等のための企業・業績評価等の実務への影響(基本事項)
   ・ 業績や利益の見方
      ~純利益から「包括利益」へ、「財政状態計算書」と「包括利益計算書」
   ・ 業績や利益はどう変わるか?
    財務諸表の利用者から見た日本基準とIFRSとの重要な差異
      ~全般(「原則主義」等)、セグメント情報、固定資産、
        M&A会計、連結会計等について、ケースを交えて具体的に解説

 2. 投融資等の実務への具体的な影響(企業、業種、国による違いなど)
    ~実際にIFRS適用後にどのような変化・影響・特徴が現れているか?
    ~ルノー、BMW等の代表的企業のIFRS準拠財務諸表に基づいて解説
   ・ 全般的事項~財務諸表の構成、表示 など
   ・ 個別事項~自動車(開発費による自己資本膨張など)、
     その他業界・業種別の財務諸表に対する見方の注意点 など

 3. 投融資等の実務のためのその他のポイント
   ・ 財務実態把握、過去業績評価の観点
      ~継続・廃止事業の区分のほか開示情報充実により容易になる分析、
        IFRS導入後に重要な財務指標(KPI) など
   ・ 企業価値評価の観点
      ~IFRS導入と企業価値評価アプローチとの関連性 など
   ・ その他の視点
      ~「原則主義」により海外を含む企業間比較は本当に容易になるのか、
        注記情報の利用 など

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【12月2日(水) 9:15~12:15】

各論② 『ケーススタディ、その他の実務対応』
 坂本 頼彦 氏
   (株式会社KPMG FAS トランザクションサービス部門 ディレクター 公認会計士)
 森谷 健 氏
   (株式会社KPMG FAS コーポレートファイナンス部門 シニアマネージャー 公認会計士)

 4. 企業価値評価のケーススタディ
    ~各論①の重要な財務指標(KPI)を利用してマルチプル分析を行う
     (具体的数値例を用いた企業価値算定)
    ~IFRS適用企業と日本基準適用企業とを同時に比較・分析する場合など、
      現実の実務上の問題を実践的に解説

 5. その他の重要な実務対応(投融資やグループ経営を念頭に)
   ・ 問われるM&Aの成否と、重要性を増す無形資産価値の評価など
     ~具体的な開示例を交え、
       M&A後の利益に大きな影響を及ぼす取得原価配分についてケースにより解説
   ・ 今後のグループ戦略・M&A戦略と、非支配持分(少数株主持分)の公正価値評価など
     ~取得・売却等における多大な影響についてケースにより解説 など

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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