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【金融実務基礎講座】DCF法による企業価値とリスクの評価

ケーススタディを交えて実践的に解説
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2010-01-27(水) 13:30~16:30
講師 中央大学
専門職大学院国際会計研究科 准教授 博士(工学)
石島 博 氏

中央大学大学院国際会計研究科准教授。東京工業大学大学院博士課程修了(博士(工学))。慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス総合政策学部、早稲田大学日本橋キャンパスファイナンス研究センター、大阪大学金融・保険教育研究センターを経て現職。大阪大学金融・保険教育研究センター等にて非常勤講師を兼任。専門はファイナンス理論、金融工学、および不動産ファイナンス。多くの学術論文や『バリュエーション・マップ 企業価値評価の科学と演習』(東洋経済新報社、2008年)等を執筆。JAFEE(日本金融・証券計量・工学学会: 大会兼フォーラム担当理事、英文誌Associate Editor)、日本ファイナンス学会、日本経営財務研究学会の正会員。ホームページ: http://www.ilabfe.jp。

概要 本講義は、実務においてDCF法を利用している、あるいは、今後利用する実務家を対象に、企業価値評価手法としてのDCF法を実践的・体系的に学ぶことを目的とする。
DCF法において、企業価値の源泉たるフリーキャッシュフローを現在価値に割り引いて企業価値を計算する際、フリーキャッシュフローを簡便かつ合理的に予測するにはどうしたら良いのか?割引率をどのように設定すべきなのか?といった観点より、DCF法による企業価値評価法を明快に、かつ、ケーススタディを交えて実践的に解説することとする。また、DCF法以外の様々な企業価値評価法についても、DCF法との関係性を体系的に説明する。
さらに、DCF法によって求めた企業価値は投資判断以外に、どのように利用できるのか?といった論点についても解説する。例えば、DCF法によって算出する企業価値はどれくらいブレるのかという評価リスクや、企業価値視点の新たな経営分析法に言及する。
セミナー詳細 1.DCF法のスリー・ステップ
   ・企業価値を計算する3つの手順
   ・バリュエーション・マップによる視覚化
   ・最も簡便な企業価値計算法

2.見積財務諸表モデルとフリーキャッシュフロー予測
   ・貸借対照表と損益計算書の予測モデル
   ・フリーキャッシュフロー予測

3.資本コストの推定と景気に応じたシナリオ設定
   ・株主資本コストのCAPMによる推定
   ・加重平均資本コスト(WACC)の設定方法
   ・景気に応じたシナリオ設定方法

4.様々な企業価値評価方法と包含関係
   ・配当割引モデル、EBO(残余利益)モデル、EVAとMVA、及びDCF法
   ・実行可能性と包含関係

5.DCF法による企業価値評価と経営戦略の実践法
   ・DCF法という関数、時価が含意する資本コストと財務比率
   ・目標時価を達成するための資本コストと財務比率戦略
   ・評価リスクの計測

6.質疑応答

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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