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保険会社の不正リスク管理

ケーススタディと管理態勢の整備ポイント
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2010-05-19(水) 13:30~16:30
講師 新日本有限責任監査法人
金融アドバイザリーサービス部 マネージャー
板垣 尚仁 氏

86年東京大学経済学部卒。07年アーンスト&ヤング・フィナンシャルサービス(現 新日本有限責任監査法人)入社。大手外資系金融機関に12年間在籍し、フロントオフィスでは外国為替(通貨オプション・金利スワップなどのデリバティブを含む)ディーリング業務に従事した後、リスク管理/事務部門の統括責任者として、外国為替、資金取引、債券及びデリバティブを含む各種金融商品の決済及び信用・市場・流動性等各種リスク管理を実施。07年入社後は、政府系金融機関、外資系金融機関等に対するリスク管理アドバイザリー・プロジェクト、新規事業に係るリスク管理態勢構築アドバイザリー・プロジェクト、市場リスク管理態勢整備状況調査など、金融機関向けリスク管理、コンプライアンス、内部監査、内部統制全般等に携わる。著書等として、『保険検査マニュアル実践講座 損害保険コース』(共著、損害保険事業総合研究所)、『保険検査マニュアル実践講座 生命保険コース』(共著、きんざい)、『保険会社の不正リスク管理実践講座』(共著、きんざい)、「銀行における主な利益相反プロセスと留意点」(フィナンシャルコンプライアンス、2010年2月号、銀行研修社)。日本内部監査協会等にてセミナー講師を務める。米国公認会計士(イリノイ州)、公認内部監査人、公認不正検査士、内部統制評価指導士。

概要 昨今の保険会社経営を取り巻く環境は大きく変化しており、不正・不祥事件の発生も後を絶たない。このような状況においてコンプライアンスの徹底に対する社会的要請も高まっており、不正リスク管理態勢の構築も保険会社にとっても喫緊の課題の一つとなっている。
本講演は、保険会社のリスク管理部門、経営企画部門、内部監査部門、コンプライアンス部門の実務家及び役職者を主な対象として、不正に焦点を当て、先ずその発生メカニズムを解説し、実際の保険会社等における不正行為に関連する「行政処分事例」等のケーススタディ(事例検証)を行う。更に、「監督指針」、「検査マニュアル」等の規制で求められる不正リスク管理態勢構築に向けた課題の明確化とアプローチ方法について考察、解説する。
セミナー詳細 1.不正リスクとは
   (1)不正の定義・分類
   (2)不正の発生メカニズム

2.ケーススタディ
   (1)行政処分事例の推移
   (2)支店・営業拠点等で発生する不正事例 
     ①資産横領 
     ②顧客情報漏えい・持ち出し 
     ③保険代理店の架空契約 
     ④マネーロンダリング
   (3)本社等で発生する不正事例 
     ①財務報告不正 
     ②組織的隠蔽、共謀 
     ③不祥事件届出の不備
   (4)行政処分が示唆する課題と留意点

3.不正リスク管理態勢の整備ポイント
   (1)取り組みのアプローチ 
     ①COSO 
     ②IIA基準 
     ③JICPA 
     ④バーゼルⅡ
     ⑤EUソルベンシーⅡ 
     ⑥保険会社向けの総合的な監督指針 
     ⑦保険検査マニュアル
   (2)不正発見の具体的チェックポイント
   (3)実効性ある不正リスク管理態勢

4.質疑応答/ディスカッション

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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