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【特別企画】市場監視の現場から見た証券市場の現状と課題

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2010-06-30(水) 13:30~16:30
講師 金融庁
証券取引等監視委員会 事務局 課徴金・開示検査課長
後藤 健二 氏

88年大蔵省(現 財務省)に入省、大臣官房調査企画課、国際金融局総務課、大阪国税局左京税務署長等を経て、95年7月から99年7月まで外務省に出向、在ドイツ日本国大使館一(二)等書記官(財務アタッシェ)として勤務。99年7月国税庁総務課課長補佐。01年7月金融庁に出向し、総務企画局企画課課長補佐(銀行等保有株式取得機構の設立、金融機関等による顧客等の本人確認等に関する法律案の作成に関与)、02年7月監督局総務課預金保険調整官。同年11月より内閣府に出向し、国務大臣(産業再生機構、地域再生担当)秘書官事務取扱。04年9月金融庁総務企画局政策課広報室長、05年12月より情報公開・個人情報保護室長を兼務。06年7月監督局総務課コングロマリット室長兼金融安定調整官。07年7月証券取引等監視委員会事務局市場分析審査課長、09年7月より同課徴金・開示検査課長となり、現在に至る。現在の主な業務は、インサイダー取引、相場操縦等の不公正取引や、虚偽の有価証券報告書提出等の開示義務違反といった、金融商品取引法違反の行為に関する課徴金調査、開示検査の実施。主な著書として『欧州通貨統合は何を克服したのか ドイツから見た1995年~1999年』(01年、大蔵財務協会)。

概要 証券市場は金融システムの一部であり、資金の貸し手(投資者)と借り手(有価証券の発行者)が直接向かい合う中で、将来に向け付加価値を生み出すことのできる事業や企業が発見され、モニタリングされていく場である。証券取引等監視委員会が果たす市場監視の役割は、証券市場がこうした機能を発揮していくのに必要なルールが守られているかに目を配り、違反行為を的確に抑止することであり、それが有効な投資者保護にもつながっていく。
本講演では、速いスピードで変化する市場の渦中にあって、株価操縦、インサイダー取引、有価証券報告書の虚偽記載等、金融商品取引法の違反行為に目を凝らす証券監視委の立場から、日ごろの活動状況や具体的な摘発事例も交えつつ、証券市場の今とこれからの課題を報告する。
セミナー詳細 1.金融システムの中の証券市場
   ・ 間接金融(銀行仲介型金融)との比較
   ・ 情報―価格―取引

2.証券監視委による市場監視の役割
   ・ 金商法が求めるルール
   ・ 法執行(enforcement)とは何か

3.今証券市場で起きていること
   ・ 舞台(取引所)と登場人物(投資家、発行者、仲介者等)の変化

4.最近の課徴金勧告・刑事告発
   ・ 課徴金勧告から/開示規制違反、公正取引違反
   ・ 不公正ファイナンス
   ・ 国際事案
   ・ 電子的取引

5.市場関係者によるルールの共有に向けて
   ・ 開示規制と公正取引規制の特徴
   ・ 市場参加者による自律への期待

6.質疑応答・ディスカッション

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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