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金融機関の内部監査部門における個別監査の実践

監査実施記録と監査主任の監督、監査指摘と報告など、各フェーズの課題と高度化
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2011-01-14(金) 13:30~16:30
講師 有限責任監査法人トーマツ
金融インダストリーグループ シニアマネジャー
石塚 岳 氏

79年京都大学法学部卒業、大手邦銀に入行。市場国際部門、英国証券現地法人及び本邦証券子会社で引受業務、デリバティブ商品等開発・営業に従事する等投資銀行業務を長く経験。その後内部監査部門で本部・関連会社監査態勢整備のプロジェクト担当、本部関連会社監査を長く経験。05年に監査法人トーマツ(現 有限責任監査法人トーマツ)入社後は、特に大手行や地域金融機関へのコンプライアンス態勢支援や、内部監査の品質評価・構築支援を担当。公認内部監査人(CIA)。

概要 リスク・アセスメント実施や年度監査計画の策定を行い、内部監査部門の態勢整備は果たしたものの、実際の内部監査での指摘は相変わらず事務検査の域を出ないと悩んでいる金融機関も多いと思われる。
内部監査部門が経営に資するためには、部店毎の内部監査業務において(ⅰ)重要なリスクを監査対象とすること(ⅱ)プロセス監査を実施することが重要である。
本講演では、金融機関の本部監査や営業店監査における事前準備・監査プログラム・内部監査員による監査実施と記録・監査主任の監督・監査指摘のフォローアップといった各フェーズについて、ベスト・プラクティス紹介を含め、実践的な説明を行う。
セミナー詳細 1.金融機関の本部監査や営業店監査の現状について(序章)
   ・各金融機関のこれまでの取り組みと一般的な課題

2.個別監査実施に係る課題と高度化
   (1)事前準備
     ・事前準備でのインタビュー対象部署や閲覧すべき資料
     ・事前準備の開始時期
     ・事前検討メモの作成と部内事前検討会の意義
 
   (2)監査プログラム
     ア.本部監査
       ・PDCAサイクルに沿った監査プログラムの作成
       ・「戦略策定プロセス」の監査対象への取り込み
     イ.営業店監査
       ・業務プロセスに着目した監査プログラムの作成

   (3)監査実施記録と監査主任の監督
     ・監査実施記録の必要性と工夫
     ・往査期間中の監査員進捗ミーティングの意義
     ・エグジット・ミーティングの実施上のポイント

   (4)監査指摘と報告
     ・監査指摘に際してのリスク判断や原因分析、改善推奨
     ・監査結果報告の確定と内部監査部門の独立性
     ・被監査部署の業務改善に向けた取り組み
      (監査結果検討会)
     ・リスク・アクセプタンス

   (5)指摘フォローアップ
     ・繰り返し指摘を防ぐ指摘のフォローアップ
     ・指摘フォローアップの完了判断

3.質疑応答/ディスカッション

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