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金融機関の内部監査におけるオフサイト・モニタリングとリスク・アセスメントの高度化

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2011-02-04(金) 13:30~16:30
講師 NSフィナンシャルマネジメントコンサルティング株式会社
ディレクター
田幡 和寿 氏

大手邦銀にてグループ資本政策(持株会社兼務)、経営企画、与信検証、法人部門営業企画、投資銀行部門営業企画、商品開発、金利為替ディーリング等を担当。バーゼルⅡ、リスク管理高度化、新規事業開発等の特命プロジェクトにも参画。日本人の公認内部監査人(CIA)の先駆けとしてCIA試験の日本語実施に貢献。CIA試験委員会委員長、日本内部監査協会(IIA-Japan)『専門職的実施のフレームワーク』実践要綱翻訳委員、同『ソイヤーの内部監査』翻訳レビュー委員。07年より現職にて、金融機関向け経営コンサルティング業務に従事。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員、公認内部監査人、公認金融監査人(CFSA)。カーネギーメロン大学経営大学院卒MBA。

概要 リスクベース監査は監査対象業務のリスク度に応じた統制の評価基準を設定したうえで監査を実施するものであり、その前提または結果として、リスク評価に応じた監査計画が策定されている。また、国際会計基準(IFRS)やバーゼルⅢの動向等も踏まえ、より高度かつ実効性のあるリスク管理が求められる一方で、経営管理態勢の検証機能としての内部監査部門に対しても、リスクの状況とその統制の状況に関する経営宛て報告機能の充実も求められていくと考えられる。
こうした背景を踏まえ、本講演では、金融機関の内部監査において高度化の必要性が今後ますます高まっていくと考えられるオフサイト・モニタリングとリスク・アセスメントをとりあげる。
金融機関及び銀行持株会社の経営企画部門等における実務経験を有し、CIA試験制度も含め内部監査に先駆的に携わる講師の立場から、リスク情報に関する経営宛て報告、監査計画の策定等におけるリスク・アセスメントの活用方法についても解説する。
セミナー詳細 1.内部監査におけるリスク評価
   ・金融検査マニュアルにて求められるリスク評価
   ・IIA「内部監査の専門職的実施の国際フレームワーク」
    (IPPF)において求められるリスク評価
   ・内部監査計画PDCAにおけるリスク評価の位置づけ

2.オフサイト・モニタリングの高度化 ~事例を交えて
   ・情報の収集・伝達・保存の体制
   ・業務活動に着目したリスクモニタリング
   ・モニタリング指標の設定
   ・リスクモニタリングにおける内部監査の視点
   ・リスクモニタリング・システムの構築
   ・その他(効率性や実効性の向上への取組み、情報の蓄積・記録等の手法、その他高度化に向けた具体策)

3.リスク・アセスメントの高度化と活用(目的)
   ~オンサイト/オフサイトでの情報収集等をいかに活用するか、事例を交えて
   ・リスク・アセスメントの枠組み(評価単位、評価対象、着眼点等)
   ・リスク・アセスメント対象項目の抽出と選定
   ・内部監査計画の策定
   ・経営宛て報告としてのリスク・マップ(統合的リスク管理の観点及び内部監査の観点から)

4.質疑応答/ディスカッション

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