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【金融実務基礎講座】事例から学ぶ粉飾決算の手口やその発見・調査のポイント

複数業種の事例、財務諸表に対する注意点や発覚時の調査などを実態に即して具体的に解説
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2011-10-21(金) 13:30~16:30
講師 デロイトトーマツFAS株式会社
リオーガニゼーションサービス マネージングディレクター 公認会計士
石田 晃一 氏

デロイトトーマツFAS株式会社
フォレンジックサービス シニアヴァイスプレジデント 公認会計士
松澤 公貴 氏

【石田氏】
フィナンシャルアドバイザーとして企業再生、グループ内再編、M&A等に多数関与。国内大手金融機関に出向し、上場企業グループ再編、自己株/公開買付けを活用した資本政策、MBO等の提案活動に従事した経験もある。公認会計士。

【松澤氏】
不正発覚時の外部調査委員、第三者委員の補佐として、長年に亘り不正調査業務、係争支援業務、不正リスクマネジメント(FRM)業務を中心として従事し、当該業務以外にもM&A、再生・再編のアドバイザーおよびフォレンジック監査等の業務に従事している。特に粉飾決算の調査に関しては相当数の経験がある。現在、日本公認会計士協会経営研究調査会 不正調査専門部会 副専門部会長。公認会計士。日本証券アナリスト協会検定会員。公認不正検査士。

概要 粉飾決算が債権者や投資家を含む財務諸表利用者の意思決定に対して甚大な悪影響を及ぼすことは論を俟たないが、過去の一部の破綻事例において粉飾決算が行われていたことは周知のとおりであり、企業再生等に携わる講師らの経験からも、経営不振企業の過去の業績、財務数値には、多様な手法により粉飾決算が実行されていた事例が数多く存在する。
粉飾決算については通常、上級管理者や経営者が関与して意図的に隠蔽を行うため、その発見には極めて大きな困難が伴うことが多い。一方で、ビジネスを正しく理解し経済実態を考慮したうえで、入手した財務数値に対して深度のある分析を実施していれば粉飾決算の多くは発見が可能であったことも事実である。先行きの不透明感の続く環境の下、粉飾決算の絡む事案が変わらず散見され、ますます巧妙化、複雑化も懸念されるなか、実態に基づく実効的な発見手法等の理解は、今後も実務上の焦眉の課題であるといえよう。
そこで、本講義では以上のような背景から、企業再生や不正調査における講師らの経験も踏まえ、粉飾決算に関して具体的に解説する。粉飾決算の手口に関し、現実に顕在化している類型と、各々のメカニズムを整理するとともに、複数類型の組合せによる複雑化などについても示唆することで、実情を俯瞰する。また、具体的に多様な業種をとりあげ、各業種に特有の粉飾パターンを解説したうえ、具体的な財務諸表等の数値例に基づき、実際に行われる粉飾やその発見のポイント等を詳説する。さらには、財務諸表等を通じた発見の後の調査手法についても言及する。
講師らの豊富な実績に基づく実態に即した解説を通じ、債権者、投資家等における実務のさらなる高度化に資することを目的とする。
セミナー詳細 1.序論~講師らの直近の実績や分析も交えて
   ・粉飾決算発生のメカニズム(概観、再確認)と最近のトレンド 等
   ・粉飾決算の手口の類型
    ~架空の売上等の計上、費用処理や不良債権処理等の先送り、その他の多種多様な類型を紹介

2.「業種別」粉飾決算の事例やその見分け方
   ・事例紹介
    ~具体的にどのような取引が実行されるか
   ・小売業、流通業、製造業、卸売業、建設業、IT産業等の多様な業種と典型的な粉飾のパターン
   ・発見のポイント
    ~財務諸表の数値にどのように表れるか など

3.粉飾決算発覚後の調査手法~調査手法を知ることで予防・発見策に応用する
   ・粉飾決算調査手法概要
   ・是正措置の策定など

4.質疑応答

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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