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【金融実務基礎講座】為替デリバティブ取引の仕組みと実務上の留意点

実際の事例も交えつつ、仕組みとプライシングやリスク等に関する必須知識を解説
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2012-01-17(火) 13:30~16:30
講師 株式会社QUICK
金融市場情報スペシャリスト
リサーチアンドプライシングテクノロジー株式会社(RPテック)
取締役
藤崎 達哉 氏

新日本有限責任監査法人
金融部 エグゼクティブ・ディレクター
公認会計士 経済学博士
安達 哲也 氏

【藤崎氏」
慶應義塾大学卒、科学哲学/社会科学方法論専攻。商社勤務を経て、87年よりOTCデリバティブ市場で仲介並びにプライシング・ツール開発業務に従事、その後、英国系通信社にて国際金融部門の市場情報マーケティングを担当、大手コンサルティングファーム勤務等を経て、市場情報ビジネスに関する戦略立案およびプライシングのコンサルティングに従事。01年4月から05年3月まで日本大学大学院グローバルビジネス研究科で「金融デリバティブ」講座を担当。著書として『最新デリバティブの基本とカラクリがよ~くわかる本』(秀和システム)、『超越論的金融哲学論考』(ISコム)、『金利デリバティブ大全』(メイタン情報)、『EXCELで学ぶ市場の数学』(RPテック)、『エネルギーデリバティブの世界」(P.フサロ、共訳、東洋経済新報社)、その他講演・寄稿多数。

【安達氏】
大手監査法人にて監査業務に従事の後、国内大手証券会社・米国系投資銀行にて、15年間に亘りエクイティ・デリバティブ商品の評価モデル並びに計量トレードモデルの研究開発業務および計量モデルを用いた社内ヘッジファンド運用(統計的裁定)業務に従事。現在、新日本有限責任監査法人金融部においてエキゾチック・デリバティブ、仕組債及び証券化商品等の理論価格検証業務の他、金融商品の公正価値評価・開示 /公正価値評価体制 / 市場リスク定量情報開示 / 市場リスク管理体制 / 非上場株式・出資金の評価 / 資本コスト推計 / IFRS導入に関するアドバイス業務(特に公正価値と償却原価)に従事。『ファイナンスハンドブック』(共訳、朝倉書店)、その他理論・実証ファイナンスに関する学術論文多数。日本金融・証券計量・工学学会、応用経済時系列研究会 所属。公認会計士、経済学博士 (計量ファイナンス・統計学:米国ミネソタ大学)、日本証券アナリスト協会検定会員。

概要 本講義では、為替デリバティブに関し、その取引市場の沿革、取引の仕組み、トレーディング上の留意点、プライシング及びリスク管理など、実務上の一連のイシューについて包括的に解説する。
為替デリバティブ取引は、輸出入における為替予約取引を用いる事業法人から複雑な取引スキームを駆使する金融機関まで、業種を問わず広く一般に利用されているにもかかわらず、その取引上の仕組みや抱えるポジションのリスクに対する理解は十分とはいいがたい。また、金融危機以降、OTCデリバティブ・ポジションに対する各国金融当局からのリスク管理上の指導が強化されたことに加え、バーゼル規制及びIFRS(国際財務報告基準)などの国際的規制からリスク管理面やディスクロージャー上の対応に関する厳しい要求があり、デリバティブのリスク特性に関する理解や、そのポジションに対するリスク管理の高度化は喫緊の課題となっている。
本講義は、当分野において長年の経験を有する講師らにより、各々の専門領域と豊富な実績に基づいて多角的かつ包括的に、また、実務に即してわかりやすく解説を行うものである。実際の事例も交え、取引の仕組みからプライシングまで、最新のトピックにも触れながら、為替デリバティブ取引に関する実務上の一連の流れをバランス良く解説していく。商品開発、リスク管理、開示対応または内部監査等の部門において知識を要する担当者及びその他為替デリバティブに携わる実務家を対象に、為替デリバティブ取引に関する必須の基礎知識の習得に資することを目的とする。
セミナー詳細 1.為替デリバティブ取引の仕組み
   ・市場概要と取引の仕組み
    ~どのような商品があるのか?
    ~1980年代に成立した為替デリバティブ市場の沿革(他の市場との相違点)
   ・為替連動仕組債の登場による為替デリバティブの長期化

2.為替デリバティブ取引に関わる実務上の留意点
   ・市場データの意味・解釈
    ~リスク・リバーサルとバタフライ
   ・市場の見方
    ~デルタニュートラルストライク(DNS)とアットザマネーフォワード(ATMF)

3.為替デリバティブ取引のプライシング及びリスク管理実務
   ・Garman-Kohlhagenモデルからの展開
    ~金利一定の仮定の緩和
    ~ボラティリティ一定の仮定の緩和

4.為替デリバティブ取引に関連する最新トピック
   ・金融危機後のイールドカーブの構築と為替デリバティブへの影響
   ・為替デリバティブの評価技法
    ~Vanna-Volga法の直観的な理解

5.質疑応答

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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