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金融・保険業界における新しい顧客戦略

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2009-05-18(月) 13:30~16:30
講師 株式会社ニッセイ基礎研究所
生活研究部門 
主任研究員
栗林 敦子 氏

研究員
井上 智紀 氏

【栗林氏】
東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程満期退学 株式会社日本能率協会総合研究所を経て1989年株式会社ニッセイ基礎研究所入社 現在、生活研究部門主任研究員 慶應義塾大学総合政策学部、武蔵野大学人間環境学部の非常勤講師を兼務 専門は、 消費者行動、金融・保険マーケティング、リスク・コミュニケーション、環境問題など
【井上氏】
筑波大学大学院ビジネス科学研究科経営システム科学専攻修了(経営学) 財団法人生命保険文化センターを経て2004年株式会社ニッセイ基礎研究所入社 現在、生活研究部門研究員 成城大学経済学部、東洋大学経営学部の非常勤講師を兼務 専門は、少子高齢社会、社会保障、金融マーケティング、消費者行動、ダイレクトマーケティングなど

セミナー詳細 金融機関は個人顧客の獲得と維持について大きな関心を持ち始めている。顧客を中心に据えたマーケティングの必要性が高まっているが、その中で顧客との関係性をどう構築するかは今後の大きな課題となっている。一方、インターネットの普及と金融商品の多様化、販路の拡大など消費者を取り巻く社会・金融環境の変化に伴い、金融機関・金融商品を厳しく選別する消費者が登場するなど、消費者の意識や行動は多様化している。金融機関はこれまで、顧客のストック・フローや顧客のライフステージといったデモグラフィックな属性に目を向けることが中心であったが、このような変化は、従来、金融機関が重視してきたデモグラフィックな属性では捉えきれないものである。本講演では、金融機関が、顧客とのよりよい関係を構築する際に非常に有用な顧客セグメンテーションについて、消費者行動としての金融行動と金融リテラシーに注目して解説する。  

講義詳細
1.消費者行動モデルと金融行動の特徴
(1)インターネットの登場によるメディア利用の変化
(2)消費者の意思決定プロセスの変化 
(3)金融取引の際の意思決定の特徴

2.能動的顧客とは
(1)能動的顧客の出現 
(2)定量調査からみた能動的顧客の特徴  

3.生命保険にみる金融リテラシーの実態
(1)金融リテラシーの概念 
(2)既存研究にみる金融リテラシー
(3)生命保険にみる金融リテラシーの実態

4.金融リテラシータイプ別の金融意識・金融行動
(1)日常的な生保情報への接触 
(2)生命保険に関する効用の認識
(3)保障ニーズ(生活不安) 
(4)加入プロセス
(5)金融機関・商品選択の際の関与 
(6)加入後の納得感・満足度

5.結果の総括と考察
(1)結果の総括 
(2)考察

6.質 疑 応 答   

※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい

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