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銀行・保険業務の融合と勝ち残りの戦略

~欧米の株主・格付けアナリストの視点と評価~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2000-06-26(月) 13:30~16:30
講師 プライスウォーターハウス
レーティング・アドバイザリー・サービス
ディレクター
水口 啓子 氏

セミナー詳細 アメリカにおけるグラス・スティーガル法の改正を受けて、銀行、証券、保険などの各金融セクターの垣根を越えた競争激化が予想される。コンバージェンス(例:銀行、証券、保険の合併等による系列化)による競争環境の変化を勝ち抜くためには、比較優位の源泉を再確認し、それを戦略目標に織り込む事が必要である。こうした欧米での環境変化の中、銀行業界と比較の上で、保険業界の強みとは何かを考察する。また欧米では株主の発言が、各企業の経営戦略へ多大な影響力をもつケースも少なくない。コンバージェンス時代における株式アナリストの分析観点に言及し、格付け会社の評価と比較すると共に、株主など関連第三者への説得力があり、且つ整合性のある戦略についても考察する。

講義詳細
1.金融セクター・コンバージェンス時代の比較優位のあり方
  ~各金融セクター(銀行、保険)間の比較優位分析    
(1)リスクの引受力  
(2)リスク管理能力  
(3)税制面での優位性  
(4)サービス提供力など  

2.株式分析評価と格付け上の評価との比較 
  ~欧米の事例
  ~各金融セクターの比較  
(1)自己資本利益率水準の相違  
(2)金融サービス・セクター(銀行、証券、保険を含む)における比較優位
  ・フランチャイズ力の有効利用   
  ・販売会社としての優位性  
  ・コモディティー商品の行方    
  ・IT投資から派生する競争力など
(3)組織形態と企業戦略の整合性など    
  ~株式会社化・相互会社の選択、グローバル・国内展開の選択、ニッチ企業など

3.コンバージェンス時代の諸戦略の分析・評価 ~ 欧米の事例
(1)金融サービス統合の事例    
  ~バンカシュアランスの成功事例、アシュアバンクの出現、販売チャネル多様化目的の提携・買収など  
(2)金融サービス統合の目的とその達成状況
(3)成功の条件

4.質 疑 応 答

※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい

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