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不動産ファンドの当事者破綻リスクと事前対策

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2009-03-25(水) 13:30~16:30
講師 森・濱田松本法律事務所
金田 繁 弁護士

1995年3月東京大学法学部卒業、98年4月森綜合法律事務所入所(第二東京弁護士会) 2004年5月Boston University School of Law (LL.M.)卒業 私募ファンド・J-REITその他、不動産金融の分野を中心とする取引案件を主に取り扱うほか、倒産手続や紛争案件についても多数の経験を有する。主な論文・著作として、「金商法下における不動産ファンドと特定目的会社の活用」(金融法務事情07年5月5日・15日合併号)、「表明保証条項をめぐる実務上の諸問題(上)(下) ―東京地判平18.1.17を題材として―」(金融法務事情06年5月25日号、6月5日号)、『図解 個人版民事再生手続のすべて』 中央経済社 01年刊(共著)ほか 金融商品取引法施行時には、不動産ファンドの金商業登録に関する講演多数

セミナー詳細 不動産ファンドの市況が悪化した昨今、当事者破綻リスクへの対応が活発に議論されております。この点、法的倒産手続開始によるファンドへの影響を分析することは不可欠ですが、実際の作業としては、むしろ平時から対策を練り、必要に応じて予めストラクチャーへの反映を試みることが望ましいといえます。そこで、本セミナーでは、新規に組成するファンドはもちろん、既に組成済みのファンドも対象として、当事者破綻リスクに対して事前になしうる現実的な手当ての方法につき、主としてファンド運営を担うアセット・マネージャーや事務受託会社の視点で、当事者間の交渉の手順等も交えながら考察を試みることとします。法令の解説よりも実務面に、より主眼を置いた内容とする予定です。

講義詳細
1.マスターレッシーの破綻と事前対策
(1)賃貸借契約関係の帰趨、敷金の取り扱い(信託銀行との調整を含めて)
(2)サブリース判例(最判平成14年3月28日)の射程距離
(3)キャッシュフローの保全方法

2.プロパティ・マネージャー、オペレーターの破綻と事前対策
(1)キャッシュフローの保全方法 
(2)あらかじめ選任されるバックアップ業者との契約関係

3.オリジネーター、請負業者の破綻と事前対策
(1)瑕疵担保請求権、アフターサービス請求権の帰趨
(2)債務超過会社からの物件取得における留意点

4.匿名組合員(TK-GKスキーム)、優先出資社員(TMKスキーム)の破綻と事前対策
(1)破綻当事者による投下資本回収と、ファンド運営との関係 
(2)TMKスキームの特殊性

5.アセット・マネージャー自身の破綻と事前対策
(1)AM業者の破綻を想定したドキュメンテーション 
(2)代替AM業者にとっての実務上の留意点

6.当事者破綻による事務受託会社やSPC派遣役員への影響
(1)緊急時の対応と善管注意義務との関係 
(2)裁判例(大阪地判平成18年5月30日)の射程距離

7.その他、留意すべきポイント

8.質 疑 応 答     

※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい
※ 各項に列挙した個別事項は、取扱いを特に予定している主なトピックの例です。
※ 講義の内容は、実務の動向や今後の監督官庁の見解などを踏まえて修正させて頂く可能性がございますので、その旨ご留意下さい。

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