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ヨーロッパCFOフォーラムにおける市場整合的エンベッディッド・バリュー(MCEV)原則について

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2009-03-05(木) 13:30~16:30
講師 あらた監査法人
FSインダストリー・アシュアランス部
ディレクター チーフアクチュアリー
吉田 英幸 氏

1976年3月東京大学理学部数学科卒業 79年6月米国ノースイースタン大学大学院保険数理学修士課程卒業 76年4月明治生命保険相互会社入社、主計部主計課長等を経て平成11年2月退職(国際業務部所属中に海外赴任5年:米国ボストン、カリフォルニア他在住) 99年3月プライスウォーターハウスコンサルタント(株)入社 ディレクター 2000年8月PwC FAS(株)入社 マネージングディレクター 02年7月中央青山監査法人入所 金融部 アクチュアリーサービス ディレクター 06年9月あらた監査法人入所 ディレクター 社団法人日本アクチュアリー会理事 国際コンサルティングアクチュアリー協会(International Association of Consulting Actuaries ; IACA) の会長(Chairman) 東京大学理学部数学科非常勤講師 JICPA 保険IFRS研究会委員

セミナー詳細 エンベディッド・バリュー(Embedded Value)は、ヨーロッパ、カナダ等で広く採用されている生命保険事業の価値評価手法である。わが国においても近年では、上場されている生命保険会社や損害保険会社の生命保険会社等がエンベディッド・バリューを公開している。ヨーロッパにおいては、2002年に主要保険会社19社のCFOによる「CFOフォーラム」が創設されたが、エンベディッド・バリューを一層発展させて、透明で比較可能なものにするべく、次世代のエンベディッド・バリューとしてヨーロピアン・エンベディッド・バリュー(EEV)の原則を2004年5月5日に公表した。その後、このヨーロピアン・エンベディッド・バリューのいくつかの欠点に対して更なる改訂がなされ、2008年6月4日に「市場整合的エンベッディド・バリュー(MCEV)原則」を公表した。本日のセミナーはこの内容の概略をご紹介するものである。また、ヨーロッパで同時に進行している保険IFRS Phase IIやSolvency IIとの類似点と相違点についても考察する。

講義詳細
1.MCEVの定義
(1)フリーサープラス
(2)必要資本
(3)適用対象事業の保有契約価値
(4)金融オプションおよび保証
(5)必要資本のフリクショナルコスト
(6)残余ヘッジ不能リスクのコスト

2.新契約および更新契約

3.適切な予測前提の評価
(1)人口統計の前提
(2)事業費
(3)税制および法的規制

4.経済前提
(1)インフレーション
(2)平滑化
(3)投資収益と割引率
(4)参照金利
(5)確率論的モデル
(6)有配当契約

5.ディスクロージャー

6.IFRS Phase2およびソルベンシーIIとの比較について

7.質 疑 応 答

※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい

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