次世代保険ビジネスの最前線
日時
2018年12月18日(火) 13:30~17:10(受付開始13:00)
料金
19,000円(税込)
定員
200名
会場
TKP市ヶ谷カンファレンスセンター(東京都新宿区市谷八幡町8番地)
受付終了

次世代保険ビジネスの最前線

本セミナーでは、保険分野におけるテクノロジー技術の活用と次世代保険ビジネスの最前線を各分野の専門家から解説いただきます。

まず冒頭に、森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士の増島雅和様より現在の保険ビジネスにおける環境と課題について取り上げていただき、自動運転の分野では日本唯一の自動運転専門ニュースメディア『自動運転ラボ』を運営する株式会社ストロボ 代表取締役社長の下山哲平様に現在の動向と保険ビジネスへの可能性について展望いただきます。そして、理化学研究所 中川英刀様より最新ゲノム医療の動向についてご説明いただき、遺伝子検査の普及に伴う逆選択リスクが保険会社へ及ぼす影響についてスイス再保険会社 藤澤陽介様より解説いただきます。最後のセッションではこれら技術開発の動向を踏まえ、次世代保険に向けたInsurTechの取り組みについてSBI生命保険株式会社 池山徹様よりご紹介いただきます。

本セミナーが保険業界に携わる皆様の業務の一助となれば幸いです。

開催概要

タイトル
次世代保険ビジネスの最前線
開催日時
2018年12月18日(火)
13:30~17:10(受付開始13:00)
会場
TKP市ヶ谷カンファレンスセンター
(東京都新宿区市谷八幡町8番地)
参加費
19,000円(税込)
定員
200名
主催
株式会社セミナーインフォ
補足事項
録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください。

プログラム

Society5.0時代の保険と課題

~プラットフォーム規制後の世界を見据えて~

  • 森・濱田松本法律事務所
    パートナー弁護士増島 雅和
講師略歴
2000年東京大学法学部卒。01年弁護士登録。06年コロンビア大学ロースクール卒。06年ウィルソン・ソンシーニ法律事務所(カリフォルニア州)。07年ニューヨーク州弁護士登録。10年金融庁監督局保険課兼銀行第一課 課長補佐(法務担当 ~12年)。金融革新同友会FINOVATORS 代表
概要
他の金融分野と同様、保険の領域でも、世界的なデジタル投資とスタートアップ企業との協業が繰り広げられている。これもまた他の金融分野と同様、当初は派手でディスラプティブなモデルが注目を集めていたが、保険会社自身がイノベーションの世界に足を踏み入れ、自ら実地に最新テクノロジーを試し、スタートアップ企業の実力を理解するにつれ、各社の取組みも地に足のついたものとなりつつあるように見える。本講では、政府が目指すSociety5.0の世界観と、急速に移り変わっていくデータ・プラットフォームをめぐる規制環境を踏まえ、保険業界において取り組むべきテーマと課題について検討する。
セミナー詳細
  1. InsurTechをめぐる日本と世界の動向
  2. Society5.0と保険
  3. データ・プラットフォーム規制の進展と影響
  4. 保険業界は何をすべきか
  5. 質疑応答

自動運転時代における保険のパラダイムシフト

~2050年に770兆円もの市場規模になる巨大産業で損保ビジネスはどうあるべきか?~

  • 株式会社ストロボ
    代表取締役社長下山 哲平
講師略歴
大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に重視。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立2年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。18年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
概要
「自動運転」×「保険」というテーマにおいて、商品設計だけでなくビジネスモデルそのものから大きく変わるパラダイムシフトが起こるのは、時間の問題である。
自動運転にはレベル0~5という定義があり、一般的なイメージ通りの「自動」であるのは、「レベル3」以上であり、その実用化は決して「未来」の話ではない。この「レベル3」以上が実用化・普及した際には、「自動車保険」は従来の商品設計概念が全く通用しないものとなり、代わりに、これまで想像もしなかったような巨大なビジネスチャンスが生まれる。
この21世紀最大のパラダイムシフトにおいて、チャンスを掴むためには「今」すぐに従来の「損害保険」の概念に別れを告げるべきだろう。自動運転領域において、最新の情報が一手に集まる「自動運転ラボ」だからこそ語ることができる具体例を含め、「損保」としての新ビジネスが起こり得るのか、詳しく・分かりやすく解説する。
セミナー詳細
  1. 自動運転産業の巨大化のインパクトとは
  2. 従来の「自動車保険」の概念が変わる
  3. 自動運転時代の「自動車保険」x「フィンテック」
  4. 自動運転時代の損害保険周辺ビジネス・サービスとは
  5. 質疑応答
コーヒーブレイク(15分間)

ゲノム医療・ヘルスケアの最新動向と保険業界にもたらす影響

【前半】ゲノム解析技術の革新がもたらすゲノム医療への展開とその社会的インパクト

  • 理化学研究所 生命医学研究センター
    チームリーダー中川 英刀
講師略歴
1991年、大阪大学医学部卒業。外科医として8年間の臨床経験を経て、大学院生時よりヒトゲノム研究に従事(医学博士)。1999-2003年、米国オハイオ州立大学にてがんゲノム研究に従事。03-08年、東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター助手、准教授。08年より理化学研究所にて、がんゲノム研究およびゲノム解析技術の研究に従事している。
概要
ヒト生命活動の基本となるヒトゲノムの解読、DNAシークエンス技術の革命、そしてIT技術の革新に伴い、個人の全ゲノム配列(30億のDNA配列)を1000ドルで迅速に解読して、表現型や疾病との関連を解釈し、健康医療へと応用できるようになった。さらには、これらデジタルなゲノム情報とヒトの病気や表現型との関連が多数明らかになり、それらの情報を医療に実装していくゲノム医療=Precision Medicineが、国内外にて進みつつある。
本講演では、ゲノム研究・ゲノム医療に実地で携わってきた経験を踏まえ、ゲノム解析技術やがんを中心としたゲノム医療の基本事項と共に、これまでのゲノム研究からゲノム医療の流れや国内外での最新事情について紹介する。
セミナー詳細
  1. ヒトゲノムの基本
  2. ゲノム解析技術、ゲノムデータ(IT)技術の革命
  3. ゲノム医療のプラットフォーム構築と実践
  4. 今後のゲノム医療と社会的インパクト
  5. 質疑応答

ゲノム医療・ヘルスケアの最新動向と保険業界にもたらす影響

【後半】個別化医療とゲノム科学が保険業界にもたらす影響

  • スイス再保険会社 日本支店
    Senior Health Solutions Manager藤澤 陽介
講師略歴
ウォータールー大学アクチュアリー学科修士課程修了。日本アクチュアリー会正会員、CERA、年金数理人、日本アクチュアリー会ERM委員会(委員長)/産学共同委員会/プロフェッショナリズム教育部会/ASTIN関連研究会、日本保険・年金リスク学会評議員・理事、早稲田大学非常勤講師。2017年11月より現職。第3分野の再保険の事業戦略全般を担う。
概要
国際アクチュアリー会は2017年に「個別化医療とゲノム科学が保険業界にもたらす影響」(The Impact of Personalised Medicine and Genomics on the Insurance Industry)とタイトルのレポートを公表しました。
本講演では、まずこのレポートを参考に、日本の現状を踏まえ、ゲノム科学の進化という外部環境の変化が保険業界にもたらす影響を説明します。次に、遺伝子検査の普及に伴う逆選択リスクに焦点をあてます。一般的に逆選択リスクは、定量化困難なリスクとされていますが、海外では、遺伝子検査の普及が保険会社に与えるリスクを定量化しようという試みがあります。逆選択のリスクを定量的に把握するモデルを紹介した上で、海外の文献を参考に、今後保険業界が取りうる選択肢について考察します。
セミナー詳細
  1. 個別化医療とゲノム科学が保険業界にもたらす影響
  2. 想定されるリスクと機会
  3. 逆選択リスクの定量化
  4. 今後の選択肢
  5. 質疑応答

SBI生命保険の次世代保険に向けたInsurTechの取り組み

  • SBI生命保険株式会社
    執行役員(IT部、お客様サービス部担当)池山 徹
講師略歴
30年以上にわたり複数の外資系生損保でオペレーション、システム、マーケティング、商品開発、再保険など幅広い領域に従事。複数の保険会社の事業免許取得にも深く関与。2015年よりSBI生命でIT部、お客様サービス部担当としてデジタルトランスフォーメーションの推進に取り組んでいる。【最近の主な講演・セミナー】■2013年11月~Asia Insurance Review, 2nd Asia Insurance CIO Summit “Ensuring high quality, efficient consultation services and enhancing post-sales follow-up services through technology”(Singapore) ■2016年9月~金融国際情報技術展 「SBI生命がイノベーションを実現した帳票スキーム・ユニバーサルデザインで不備半減」 ■2017年5月~日経BP主催 「SBI生命保険における超高速開発の取り組み」 ■2017年10月~金融国際情報技術展「SBI生命の帳票領域のフィデューシャリー・デューティーを意識した取組」等 他講演・セミナー多数。
概要
InsurTechとは顧客や保険事業者を取り巻く様々なプロセスをIoT、ビッグデータ、AIなどの最新の技術を活用しながら、さらなる効率化と合理化を進めるアプローチです。
顧客と保険事業者との間では保険の加入から引受、内容変更、保険料収納、支払といった一連の流れがあり、最新のテクノロジーを活用したInsurTechは顧客と保険事業者の双方に大きなメリットがあります。SBI生命は2016年2月に営業を開始しましたが、インターネットで24時間・365日いつでも生命保険のお手続きができるサービスを提供しており、InsurTechについては積極的に取り組んでいます。開業から3年を振り返り、これまでの取組の具体例をご紹介しながら、次世代保険に向けたInsurTechのアプローチについてお話させていただきます。
セミナー詳細
  1. SBI生命について
  2. InsurTechの取組のポイント
  3. InsurTechの具体例について
  4. 次世代保険に向けたInsurTechの今後について
  5. 質疑応答

会場へのアクセス

  • 東京都新宿区市谷八幡町8番地
    (TKP市ヶ谷ビル)
  • ●JR総武線 市ケ谷駅 徒歩2分
  • ●東京メトロ南北線 市ケ谷駅 7番出口 徒歩1分
  • ●東京メトロ有楽町線 市ケ谷駅 7番出口 徒歩1分
  • ●都営新宿線 市ケ谷駅 4番出口 徒歩2分

お申し込み

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  • 2018年12月18日(火)
  • 19,000円
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