「金利のある世界」の収益管理・リスク管理の再点検

~RAFは構築段階から実践段階へ~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2025-04-23(水) 9:30~12:30
講師 キャピタスコンサルティング株式会社
プリンシパル
栗谷 修輔 氏

経歴:早稲田大学理工学部工業経営学科卒業。日本長期信用銀行、興銀証券にてリスク管理、金融商品開発に従事。その後データ・フォアビジョンにて、リスク管理ITの企画設計・開発、データサイエンス、コンサルティングを行う。2011年キャピタスコンサルティングに参加。東京リスクマネジャー懇談会(TRMA)代表。
資格:公認内部監査人(CIA)。公認情報システム監査人(CISA)。
書籍:「市場リスク管理の基礎と実務」、「市場リスク・流動性リスクの評価手法と態勢構築」、「【全体最適】の銀行ALM」、「金融リスクマネジメントバイブル」、「リスクマネジメントキーワード170」(きんざい)など著書多数。

開催地 カンファレンスルーム(九段プラザビル2階)
概要 【本セミナーで得られること】
・銀行業界におけるRAFの現状
・RAFの土台となる「収益管理」と「リスク管理」の本質的、基礎的な理解
・「金利のある世界」での企業価値向上を目指すRAF実践への道筋

【推奨対象】
金融機関のリスク管理部門、ALM部門、企画部門、監査部門、市場部門、財務部門、審査部門(初級~中級レベル)

【概要】
銀行業界では近年、「リスクアペタイト・フレームワーク(RAF)」の導入が進みました。しかし形は作ったものの実効的にRAFを運営している銀行は少ないのが現実ではないでしょうか。その大きな理由として、RAFの土台を担う「収益管理」と「リスク管理」について、理解が不足しているケースが散見されます。
実際、多くの銀行で「金利のない世界」で形式化・形骸化してしまった「収益管理」と「リスク管理」がそのまま行われているのが現状です。昨年の日銀の利上げ以来、「金利のある世界」が現実化していますが、今の「収益管理」と「リスク管理」では今後の金利変動局面を適切に捉えることができず、有効なRAF運営は困難だと思われます。
本セミナーでは、企業価値向上を目指す真のRAF運営を実践するための「収益管理」と「リスク管理」の本質を、基礎から理解することを目的として、現時点で行うべき点検項目の解説を行います。
詳細 1.リスクアペタイト・フレームワーク(RAF)とは?
(1)RAFの基本構造
(2)収益管理とリスク管理
(3)RAFは構築段階から実践の段階へ

2.銀行における収益管理・リスク管理の現状
(1)近年のリスク管理の失敗(事例)
(2)「金利のない世界」で形骸化した収益管理
(3)コンプライアンス化したリスク管理

3.「金利のある世界」の収益管理の再点検
(1)「価値」と「損益」とは
(2)信用リスクの明示的な組み込み
(3)経済価値(総合損益)指標の活用

4.「金利のある世界」のリスク管理の再点検・銀行ALM・市場リスク
(1)GPSの重要性
(2)流動性預金をどう管理するか?
(3)リスクマップとトップリスク

5.質疑応答
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