経済価値ベースソルベンシー規制の法令等案とERM/ALM上の対応ポイント

受講区分 会場
オンライン
開催日時 2025-02-14(金) 13:30~15:30
講師 キャピタスコンサルティング株式会社
マネージングディレクター
松平 直之 氏

経歴:保険会社、アクチュアリーファーム等を経て、2007年1月にキャピタスコンサルティング株式会社を共同設立 その後同社にて、生損保会社に対して、ERM態勢および定量モデルの検証・高度化等のサポートを行っている 
日本アクチュアリー会にて、ALM研究会、CERA資格委員会等の委員 東京大学大学院経済学研究科非常勤講師 日本アクチュアリー会正会員、日本証券アナリスト協会検定会員 
著書として「経済価値ベースの保険ERMの本質(第2版)」等(共著、金融財政事情研究会)

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 【本セミナーで得られること】
・経済価値ベースのソルベンシー規制の法令等案に関する知識
・新ソルベンシー規制の導入を踏まえたERM/ALM上の対応に関する理解

【推奨対象】
保険会社、共済のリスク管理、企画、主計、数理、商品、資産運用、内部監査部門等

【概要】
保険会社に適用される経済価値ベースのソルベンシー規制については、2026年3月末の導入に向けて、2024年5月に金融庁から「経済価値ベースのソルベンシー規制等に関する残論点の方向性」が公表され、2024年10月に法令等案のパブリックコメントが開始されました。

本セミナーでは、経済価値ベースのソルベンシー規制に関する国内外の動向を概観したうえで、2024年10月に公表された法令等案のポイントを、第一の柱の標準モデルとその他の事項に分けて解説します。
また、規制上のESRと内部管理上のESRの関係や、規制上の標準モデルの仕様がALMに与える影響を含め、新ソルベンシー規制の導入を踏まえたERM/ALM上の対応ポイントについて考察します。
詳細 1.経済価値ベースのソルベンシー規制に関する国内外の動向
(1)IAISによるICS(Insurance Capital Standard)の開発経緯
(2)経済価値ベースのソルベンシー規制導入までの検討経緯

2.新ソルベンシー規制の法令等案のポイント(第一の柱の標準モデル)
(1)保険負債評価(将来キャッシュフロー、割引率の設定、MOCE)
(2)所要資本(リスク種類ごとのリスク計測、リスク統合)
(3)適格自己資本、税効果

3.新ソルベンシー規制の法令等案のポイント(その他)
(1)ESRに関する検証の枠組み、早期是正措置、内部モデルの使用
(2)第二の柱(内部管理と監督上の検証)
(3)第三の柱(情報開示)

4.新ソルベンシー規制の導入を踏まえたERM/ALM上の対応ポイント
(1)規制上のESRと内部管理上のESRの関係の捉え方
(2)規制上の標準モデルの仕様がALMに与える影響
(3)規制の第一、第二の柱への対応と内部管理としてのERM

5.質疑応答
※事前質問がございます場合は、お申し込みフォーム「連絡事項欄」もしくは「お問い合わせフォーム」にて、ご連絡ください。
※ライブ配信当日にチャットからも、随時書き込んでいただけます。
※講義中の録音、ビデオ・写真撮影はご遠慮ください。
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
TEL : 03-3239-6544   FAX : 03-3239-6545   E-mail : customer@seminar-info.jp