金融機関における債権回収の全体像と留意点

受講区分 会場
オンライン
開催日時 2024-10-09(水) 13:30~16:30
講師 島田法律事務所
弁護士
山嵜 亘 氏

経歴:2007年9月、弁護士登録。島田法律事務所 弁護士。2009年から約2年半、都市銀行に出向。2015年7月から3年間、金融庁において特定任期付公務員として勤務。メガバンクや大手証券会社に対するモニタリング業務や、金融庁が2018年10月公表した「コンプライアンス・リスク管理基本方針」の作成に関与

書籍等
島田法律事務所編『債権回収の初動』第2版(金融財政事情研究会・2024年)
「銀行取締役の善管注意義務」金融法務事情2225号6頁(2024年1月)
「債権回収と優越的地位濫用規制」金融法務事情2237号4頁(2024年7月)

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 金利・為替環境や経済環境の変化の中、金融機関では、不良債権の大量発生に身構えつつ準備を進めています。債権回収は、金融機関の利益に直結し、決算に大きな影響を与えるとともに、健全な経済活動への貢献にも資する意義のある業務であり、間接金融の本丸ともいうべきものです。金融危機時代の債権回収の修羅場を経験した人材が既にいないことは金融機関に共通の悩みですが、今後、そのような債権回収の意義を正しく捉えて回収局面で力量を如何に備えるかが、金融機関間の明暗を分けるでしょう。
本セミナーでは、そのような債権回収の意義を確認するとともに、債権回収の全体像を総ざらいするとともに、近時のトピックスを含む留意点を整理します。

【本セミナーで得られること】
・債権回収に関する基礎的な知識と理解
・債権回収に関する実務的な留意点
・企業価値担保権、動産担保に関する法改正の動向

【推奨対象】
金融機関の審査・回収部門、法務部門、リスク管理部門の責任者・実務担当者
詳細 1.債権回収の重要性
(1)金融機関にとっての重要性
(2)健全な経済活動への貢献

2.債権回収の全体像
(1)時系列からみた整理
(2)回収原資からみた整理
(3)回収方法からみた整理
(4)債権管理の対象からみた整理

3.債権回収の留意点
(1)信用悪化時の初動対応のポイント
(2)期限の利益喪失のポイント
(3)強制的な回収のポイント
(4)不誠実な債務者への対応のポイント
(5)倒産手続における回収のポイント

4.債権回収とコンプライアンス
(1)コンプライアンスに関する動向 ―コンダクトリスク―
(2)善管注意義務違反
(3)取立行為に関する規制
(4)優越的地位の濫用規制

5.債権回収の近時のトピックス
(1)動産担保からの回収 ―実例の経験を踏まえて―
(2)担保法の改正の動向
(3)企業価値担保権の概要

6.質疑応答
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お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
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