金融機関における金利上昇による信用リスク・市場リスクへの影響と規制対応の重要ポイント

受講区分 会場
オンライン
開催日時 2024-07-18(木) 13:30~16:30
講師 EY新日本有限責任監査法人
アソシエートパートナー
神崎 有吾 氏
シニアマネージャー
杉谷 太一 氏

【神崎 有吾 氏】
経歴:格付投資情報センター・金融工学研究所を経て、大手監査法人に入所。統合的リスク管理(ERM)や信用リスクのコンサルティングや会計監査に従事。2009年~2011年、金融庁監督局総務課バーゼルII推進室に出向し、バーゼルII(信用リスク、市場リスク、オペリスク)の業務に従事。2015年に新日本有限責任監査法人入所後は、統合的リスク管理(ERM)の整備・高度化支援、各リスクの計量化・モデル構築支援、内部監査サポート、国内外の規制遵守に係るアドバイザリーを提供。
書籍:『これで納得! 信用格付モデルの実際』(共著、金融財政事情連載)

【杉谷 太一 氏】
経歴:2023年11月にEY新日本有限責任監査法人に参画。金融機関向けの市場リスク管理及び信用リスク管理高度化支援業務に従事。EY新日本有限責任監査法人に参画前は大手監査法人において、銀行、証券を中心とした金融機関向けのアドバイザリー業務に従事。
また、2020年から2022年において金融庁総合政策局リスク分析総括課健全性基準室に出向しマーケット・リスク領域を中心としたバーゼル規制に関する制度設計やモニタリングを担当。

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 これまで、日本は20年以上、マイナス金利に象徴される低金利に晒されてきました。また、リスク管理の多くの部品については、低金利を前提とした制度設計になっていました。一方、現在は極端な円安の追い風を受け、金利上昇のリスクが大幅に高まっています。実際、近年はあまりなかったVaRのバックテスト超過も散見されています。
本セミナーにおいては、今後懸念される金利上昇を焦点にして、信用リスク管理と市場リスク管理で想定される懸念点とその対応、マクロストレステスト、早期警戒制度やヒートマップにおける実務対応について解説を行います。

【本セミナーで得られること】
・金利上昇局面における市場リスク・信用リスク管理の懸念点とその対応
・これまでのモデルが有効に機能しない局面における対応
・金利上昇を見越した住宅ローン・アパートローンのリスク管理高度化

【推奨対象】
金融機関のリスク管理部門、ALM部門、企画部門、監査部門、市場部門、財務部門、審査部門
詳細 1.金利上昇リスクの市場リスク管理への影響
(1)現状の⾦利リスクを中⼼とした市場リスク管理の現状・課題について
(2)金利上昇時における懸念される市場リスクとその対応について
(3)IRRBB(銀行勘定の金利リスク)規制の今後について

2.金利上昇リスクの信用リスク管理への影響
(1)金利リスクと信用リスクの相関に係る考え方の整理(金利上昇時に、信用リスクは高まるか?)
(2)金利リスクと信用リスクの相関関係のモデル化
(3)住宅ローン・アパートローン管理への影響
(4)貸倒引当金(フォワードルッキング/FL引当)への影響

3.ストレステスト

4.早期警戒制度・ヒートマップ

5.質疑応答
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お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
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