【長期配信】金融業界を取り巻く秘密計算技術の概要とユースケース ~プライバシーと企業機密を守りながら安全にデータ活用を実現する注目の技術~ |
受講区分 | オンライン |
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開催日時 | 2023-10-26(木) 13:00~13:00 |
講師 |
NRIデジタル株式会社 中島 広志 氏 株式会社野村総合研究所 外園 康智 氏
【中島 広志 氏】 |
概要 | ※本セミナーは2023/10/25に開催・収録したセミナーの長期配信です。 近年、プライバシー強化技術(プライバシーテック)として秘密計算という技術が金融・産業などの各分野で注目されています。秘密計算(秘匿計算とも言われます)とは、「データを暗号化したまま計算するプライバシー保護技術」です。秘密計算では、データオーナーがデータを暗号化した上で、分析・計算する側へ渡し、分析の過程では暗号化が一度も解かれることなく計算され、計算結果のみが出力されます。消費者視点では、分析時のデータが暗号化されたままなのでプライバシーが保護され安心である、事業者視点では、安心して企業間でのデータ利活用が可能となる、企業間データ利活用の際に自社データ(企業機密)を他社が不正に利用・流出させるリスクが無くなる、などのメリットがあります。この技術を活用することで、企業間(金融機関同士など)のデータを連携させたデータ分析の促進が期待されます。 また日本銀行は2022年9月に「プライバシー保護技術とデジタル社会の決済・金融サービス」のレポートを出しています。当セミナーでは、この秘密計算の概要と、秘密計算をデータ分析に活用することで得られる効果、金融・産業分野などでの事例とユースケースについて解説いたします。 【本セミナーで得られること】 ・秘密計算技術に関する基礎的な知識と理解 ・国内外の秘密計算技術への取り組みから今後のデータ利活用事業検討への参考になる 【推奨対象】 金融機関のシステム企画・開発、IT部門、経営企画、マーケティング部門、リスク管理部門、システム会社、事業会社、秘密計算技術についてこれから知りたい方 |
詳細 |
1.秘密計算とは (1)秘密計算の歴史と背景 (2)秘密計算の概要 (a)暗号化(秘匿化)したままの状態で計算を実行する技術 (b)一般的な暗号化との違い (3)Federated Learningの概要 2.秘密計算の方式と仕組み (1)秘密計算の各種方式 (a)完全準同型暗号方式 (b)ガーブルド回路方式 (c)MPC(Multi-Party Computation)方式 (d)TEE利用方式 (2)MPCベース秘密計算の基本原理 (3)プライバシー保護とデータ活用の両立 (4)秘密計算活用時の制約・懸念事項 (5)秘密計算を用いた統計/AIモデル構築の可能性と課題 3.国内外での取り込み状況 (1)国内企業の取り組み状況 (2)スタートアップの取り組み状況 (3)政府の取り組み状況 (4)海外の取り組み状況 4.ユースケース (1)NRIが考えるユースケース&デモ (2)国内外の事例・ユースケース例(銀行、証券、保険、不動産、医療、デジタルマーケティング、IoT、公共利用など) ~参加業界~ システム会社、ネット銀行 ~受講者の声~ ================================ 国内と海外の取組事例やユースケースを紹介いただき、大変参考になりました。 秘密計算の基礎から例を出しながら丁寧にお話いただき、分かりやすかったです。今後の業務に活用させていただきます。 ================================ |
お問合わせ |
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