基礎から学ぶ船舶ファイナンスの実務上の対応ポイント

受講区分 会場
オンライン
開催日時 2023-11-16(木) 9:30~12:30
講師 PwC弁護士法人
パートナー弁護士
神鳥 智宏 氏

(かんどり ともひろ)
経歴:1999年東京大学法学部卒業 2009年カリフォルニア大学バークレー校ロースクール卒業(LL.M.) 2002年弁護士登録(第一東京弁護士会) 
国内外を問わず金融取引全般を広く手掛ける。特に船舶ファイナンス取引においては案件組成のみならず、リーマン・ショック後のリストラクチャリング案件について、豊富な経験を有する。金融機関(在ロンドン)のインハウスカウンセルとして勤務し、銀行法等の規制対応に関する経験も有する。

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 船舶ファイナンス取引は、伝統的なアセット・ファイナンス取引の一つですが、取引ストラクチャーが複雑であったり、パナマやリベリアをはじめとする海外の法律事務所との連携が必要となる案件も多いうえ、実務上、船舶特有の留意事項もあります。また世界的な経済情勢の影響を受けて船価や傭船料が大きく変動する可能性があり、なかにはプロジェクト関係者の経済的な破綻等によりリストラクチャリングが必要となる案件がでてくる可能性も否定できません。
本セミナーでは、船舶ファイナンス取引の基本的な事項について、典型的なストラクチャーをもとに説明したうえ、各契約及び担保設定に関して、レンダーや投資家の立場から留意・検討するべきリスク要因を指摘しつつ、対応方法につき基礎から解説します。

【本セミナーで得られること】
・船舶ファイナンス取引に関する基礎的な知識と理解
・特に担保契約等に関する実務対応の理解

【推奨対象】
金融機関の船舶ファイナンス実務担当者、審査・リスク管理担当者、船舶ファイナンスに関心のある方など
詳細 1.船舶ファイナンスの概要
(1)船舶ファイナンスの必要性と特徴
(2)船舶ファイナンスのリスク
(3)典型的なストラクチャー

2.船舶ファイナンス
(1)新造船に対するファイナンスと中古船に対するファイナンス
(2)船舶売買契約
(3)金銭消費貸借契約
 (a)ローン条件とリスク対応
 (b)シンジケートローンの留意点
(4)船舶抵当権設定契約
 (a)船籍による違い
 (b)Quiet Enjoyment letter
(5)傭船料譲渡担保契約
 (a)裸傭船契約
 (b)定期傭船契約
(6)保険金譲渡担保契約/保険金質権設定契約
 (a)保険の種類
 (b)対抗要件
(7)社員持分/株式質権設定契約 
(8)その他

3.竣工前の船舶に対するファイナンス
(1)ファイナンスの必要性
(2)発注者に融資する貸付人に提供される担保
(3)Refund guaranteeなど

4.質疑応答
※事前質問がございます場合は、お申し込みフォーム「連絡事項欄」もしくは「お問い合わせフォーム」にて、ご連絡ください。
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お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
TEL : 03-3239-6544   FAX : 03-3239-6545   E-mail : customer@seminar-info.jp