貸倒引当金見積りに関する会計基準改訂の最新動向と重要論点の詳細解説

受講区分 オンライン
開催日時 2023-09-07(木) 13:30~16:30
講師 有限責任監査法人トーマツ
シニアマネジャー
吉村 拓人 氏
シニアマネジャー
横田 大詩 氏

【吉村 拓人 氏】
(よしむらひろと)
経歴:金融機関の監査業務、IFRS導入支援業務、貸倒引当金見直しアドバイザリー業務に従事するほか、IFRSを中心としたセミナー講師実績多数。
資格:公認会計士
書籍:「IFRS金融商品の減損-償却・引当の基本的な考え方から実務対応まで(共著)(中央経済社)」、「Q&A業種別会計実務・9銀行(共著)第2版(中央経済社)」

【横田 大詩 氏】
(よこた だいし)
経歴:2004年監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)入所。大手都市銀行の監査に主査として関与した後、貸倒引当金見直しアドバイザリー業務など各種規制対応業務に従事。2014年から2年の間金融庁に出向し、メガバンク等を監督した経験も有する。
資格:公認会計士
書籍:「Q&A業種別会計実務・9銀行(共著)(中央経済社)」

概要 金融庁は、2019年12月に金融検査マニュアルを廃止すると共に、ディスカッション・ペーパー「検査マニュアル廃止後の融資に関する検査・監督の考え方と進め方」を公表しまた。これを受けて、いくつかの金融機関においてはフォワードルッキングな引当を含め貸倒引当金の見積方法の見直しが検討されています。また、足元では、金融商品会計基準(貸倒引当金)の改正が議論されており、今後、フォワードルッキングな引当の考え方の導入可能性を含めた会計基準の改正が予想されます。
本セミナーでは、金融商品会計基準(貸倒引当金)の改正の動向を解説するとともに、フォワードルッキングな引当やステージ判定といった重要論点について、先行する国際財務報告基準(IFRS)における実務的な論点を含めて解説します。

【本セミナーで得られること】
・ASBJにおける会計基準の開発動向に関する理解
・フォワードルッキングな引当に関する基礎的な知識と理解
・フォワードルッキングな引当に関する実務対応

【推奨対象】
金融機関、財務・会計・リスク管理部門の実務担当者、初級~中級レベル
詳細 1.貸倒引当金の見積りを取り巻く環境
(1)金融機関の取組状況
(2)ASBJにおける会計基準の開発動向
(3)ECL(国際財務報告基準)の概要

2.信用リスクの著しい増大の判定
(1)信用リスクの著しい増大の考え方
(2)信用リスクの著しい増大に関わる主な論点

3.フォワードルッキング引当の考え方
(1)貸倒引当金見直しに関するアプローチ
(2)フォワードルッキング引当における主な論点
(3)ガバナンス態勢

4.フォワードルッキング引当の実務
(1)モデルの選択と有効性判断
(2)予測値の決定

5.質疑応答
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