サステナブルな企業価値向上に資する非財務リスクの管理方法と今後の展望

受講区分 オンライン
開催日時 2023-08-03(木) 9:30~12:30
講師 キャピタスコンサルティング株式会社
プリンシパル
栗谷 修輔 氏

(くりたに しゅうすけ)
経歴:早稲田大学理工学部工業経営学科卒業。日本長期信用銀行、興銀証券にてリスク管理、金融商品開発に従事。その後データ・フォアビジョンにて、リスク管理ITの企画設計・開発、データサイエンス、コンサルティングを行う。2011年キャピタスコンサルティングに参加。東京リスクマネジャー懇談会(TRMA)代表。
資格:公認内部監査人(CIA)。公認情報システム監査人(CISA)。
書籍:「市場リスク・流動性リスクの評価手法と態勢構築」、「【全体最適】の銀行ALM」、「金融リスクマネジメントバイブル」、「リスクマネジメントキーワード170」(きんざい)など著書多数。

概要 金融機関のリスク管理態勢は、信用リスクや市場リスクのような「財務リスク」を中心に整備・高度化が行われてきました。しかし近年、ITの急速な発展、ミスコンダクト(不正)、気候変動の顕在化等、金融機関を取り巻く経営環境が大きく変化し、これらが企業価値を毀損させる「非財務リスク」の把握、コントロールが求められるようになっています。「非財務リスク」は従前の「財務リスク」と同じ方法で管理できるのでしょうか?
本セミナーでは、「財務リスク」との違いを明らかにした上で、主な非財務リスクの特性を紹介し、具体的な管理態勢構築について解説を行います。また、チェックすべき項目のリストもご提示します。さらに、リスクアペタイト・フレームワークへの組み込み、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)で検討される「サステナビリティ開示基準」の最新動向や連携、人権リスクについても考察を行います。

<font color="red">受講者特典として非財務リスク管理に関する用語集を進呈いたします。</font>
<a href="https://seminar-info.jp/entry/seminars/view/1/5834">※本セミナーは2023/3/16開催セミナーを一部アップデートしたものとなります。</a>

【本セミナーで得られること】
・財務リスクとの違いの理解及び主な非財務リスクの概要・事例
・非財務リスク管理態勢構築のための具体的なアプローチ
・今後の展望(非財務リスク計量化、サステナブル開示との連携など)

【推奨対象】
金融機関のリスク管理、コンプライアンス部門、内部監査部門、経営管理部門、非財務リスク管理を網羅的に学びたい方
詳細 1.非財務リスクとは
(1)財務リスクとの違い
(2)グローバルの動向
(3)日本国内の動向

2.金融機関における主な非財務リスク
(1)オペレーショナルリスク
(2)顧客本位の業務運営とコンダクトリスク
(3)サイバーリスク
(4)サードパーティーリスク・オペレーショナルレジリエンス・外部委託先管理
(5)気候変動リスク・TCFD対応
(6)人権リスク

3.非財務リスク管理態勢構築の実践
(1)非財務リスク管理の基本フレームワーク
(2)RAFへの組み込み(リスクマップとトップリスクアプローチ)
(3)KRIとシナリオ分析
(4)COSO-ERMの有効活用
(5)金融機関(銀行を中心とする)における非財務リスク管理事例

4.今後の方向性
(1)非財務リスク計量化の可能性
(2)非財務情報開示の基準化(ISSB、SSBJ)の最新動向と連携
(3)サステナブルな企業価値向上に資するリスクマネジメント

5.質疑応答
※事前質問がございます場合は、お申し込みフォーム「連絡事項欄」もしくは「お問い合わせフォーム」にて、ご連絡ください。
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