【長期配信】金融業界を取り巻くネイチャー(自然資本・生物多様性)をめぐるビジネスセクターの最前線

~TNFDの動向と開示に向けた実務のすすめ~
受講区分 オンライン
開催日時 2023-05-15(月) 13:00~13:00
講師 株式会社農林中金総合研究所
髙島 浩 氏 理事研究員
梶間 周一郎 氏 研究員

【髙島 浩 氏】
(たかしま ひろし)
経歴:農林中央金庫入庫。ロンドン支店長、外為管理部長等を歴任。農林中金総合研究所へ転籍後、サステナビリティ・国際金融規制の調査に従事。農林中央金庫国際金融規制・サステナビリティ・アドバイザー兼任。

【梶間 周一郎 氏】
(かじま しゅういちろう)
経歴:株式会社農林中金総合研究所 リサーチ&ソリューション第一部、サステナビリティ・ソリューション・チーム所属。サステナビリティ関連業務に従事。

概要 ネイチャー(自然資本・生物多様性)については、近年、ビジネス界を含めて関心が高まっています。昨年12月、新たな生物多様性に関する世界目標である「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択され、大企業・金融機関は生物多様性への依存と影響を評価し開示することが事実上義務化されました。これに伴い、ネイチャーに係る財務開示フレームワークであるTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)への関心が高まっているため、こうした動向について、国際的な動向と実務におけるポイントを解説します。

【本セミナーで得られること】
・自然資本・生物多様性およびTNFDに関する基礎的な知識と理解
・近時の国内海外における動向およびリスクや機会
・ポートフォリオリスクにおけるSX
・実務におけるポイント

【推奨対象】
金融機関の融資部門・経営企画部門・ESG/サステナビリティ責任者・実務担当者、事業会社
詳細 1.なぜいまネイチャー(自然資本・生物多様性)が重要なのか?
(1)金融業界のサステナビリティへの意識変化
(2)ネイチャー・ロスへの危機意識
(3)ビジネスにおけるネイチャーの重要性

2.国際的なネイチャー関連の動向
(1)気候変動のサステナビリティ開示
(2)次の焦点は「ネイチャー」に
(3)COP15:昆明・モントリオール生物多様性枠組
(4)自然資本・生物多様性の開示スタンダード

3.TNFDベータ版の概要
(1)TNFDの最新動向
(2)依存とインパクト、4つの開示勧告、LEAPアプローチ
(3)TNFDの今後の展望

4.ビジネスにおける自然資本・生物多様性への取組みの動向
(1)なぜ企業は自然資本・生物多様性に対する取り組みをするのか?
(2)金融機関の取組み事例
(3)事業会社の取組み事例
(4)農林中央金庫の取組事例

5.実務上のポイント
(1)依存とインパクトの分析について
(2)ネイチャー・ポジティブに資するソリューション
(3)自然系カーボンクレジットの利活用について

6. 最終版バージョン1.0に向けた金融機関・事業会社が留意すべき事項
(1)自然関連の指標、データ、各レベルの目標の関連付け
(2)パイロットテストの重要性
(3)現状のベストプラクティスの紹介
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
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