金融機関における健全性(バーゼル)規制の今後の動向と2023年度の要対応事項について

~バーゼルIII最終化対応を中心とした預金取扱金融機関の健全性規制~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2023-05-25(木) 13:30~16:30
講師 アーク・フォー・コンサルティング株式会社
代表取締役社長
プロティビティLLC プリンシパル
青木 洋 氏

(あおき ひろし)
経歴:東京三菱銀行(現三菱UFJ銀行)入社、オリックス株式会社、プロティビティLLC、3年間の金融庁監督局総務課健全性基準室出向。ユニゾン・キャピタルでのコンプライアンス・オフィサーを経て、2022年6月に独立。長年にわたり、リスク管理、コンプライアンス、内部監査業務及びそれらに関するコンサルティング業務に従事。特に銀行の健全性規制や金融機関各業態のリスク管理、コンプライアンス、内部監査に精通している。

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 2008年の金融危機を端緒とした一連のバーゼル規制の見直しは、国際基準行に対して2024年3月から、国内基準行に対しては2025年3月から適用される所謂バーゼルⅢの最終化により、長年にわたる見直し作業が完了することになります。当初は金融システムの健全性を確保するための抜本的な見直しからスタートした一連の見直し作業は、その過程で認識したモデル手法に対する問題意識や、リスク感応度の強化などの要請に呼応することにより、結果的に広範にかつ複雑な内容になっています。そこで本セミナーでは、多岐にわたり、かつ複雑な見直しの内容を改めて確認するとともに、適用が間近に迫っている状況に鑑みて、具体的な計算方法や計測態勢の構築上の論点、及びそれらに対する監査上のポイントを解説します。また、バーゼル委員会等海外等の議論の動向についても解説します。

【本セミナーで得られること】
・バーゼル規制等の預金取扱金融機関の健全性規制の見直しに関する基礎的な知識と理解
・上記に関するリスク管理部門における実務対応
・上記に関する監査部門における実務対応

【推奨対象】
金融機関のリスク管理部門、内部監査部門の責任者・実務担当者、初級~やや中級レベル
詳細 1.健全性規制の見直し等に関する概要
(1)バーゼルIII最終化の背景と概要
(2)今後適用される健全性規制のスケジュール

2.規制見直しの各論(各項目について、見直しの内容、実務対応のポイント
 (リスク管理部門、監査部門)についてそれぞれ説明します)
(1)信用リスク(標準的手法の見直し、内部格付手法の見直し)
(2)カウンターパーティーリスク(OTCデリバティブ規制、CVA含む)
(3)市場リスク
(4)オペレーショナルリスク
(5)その他(資本フロア等)

3.今後の方向性
(金融安定理事会/FSB、バーゼル銀行監督委員会/BCBS、証券監督者国際機構/IOSCO等での議論の状況)

4.質疑応答
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お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
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