【リバイバル配信】金融機関におけるコンダクトリスク管理と3つのディフェンスラインから考える不祥事予防 ~ミスコンダクトの早期発見からはじめるリスク管理~ |
受講区分 | オンライン |
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開催日時 | 2023-02-22(水) 13:00~13:00 |
講師 |
プロアクト法律事務所 パートナー弁護士 渡邉 宙志 氏
(わたなべ たかし) |
概要 | ※本セミナーは2023/2/21に開催・収録したセミナーのリバイバル配信です。 毎年のように大規模な企業不祥事が発覚するなか、近時は、「コンダクトリスク」が顕在化したといえるような金融機関の不祥事も増えてきており、心理的安全性をどう考えていくか、不祥事予防の取り組みなど試行錯誤がなされています。 社内における小さな「ミスコンダクト」の事例をどのように早期発見し対処していくのか、1線、2線、3線の立場からそれぞれ検討していきます。 また近時の金融業界における不祥事事例を紹介しながら、発見統制の強化と、発見統制を中心としたリスク管理、不祥事予防の手法について解説していきます。 【本セミナーで得られること】 ・コンダクトリスクに関する基礎的な知識と理解 ・発見統制の強化手法に関する知識 ・過去の不祥事事例からの学び 【推奨対象】 金融機関の法務部門、コンプライアンス・リスク管理部門、内部監査部門担当者など、初中級者レベル |
詳細 |
1.コンダクトリスクについて (1)コンダクトリスクとは (2)顧客本位の業務運営の原則とコンダクトリスク (3)コンダクトリスク管理の考え方 2.発見統制の重要性 (1)不祥事対応のサイクルと発見統制の重要性 (2)ゼロ・トレランスからの脱却と発見統制を中心においた不祥事予防 3.過去の不祥事をコンダクトリスク管理の視点で考える (1)商工中金:不適切融資 (2)スルガ銀行:不適切融資 (3)かんぽ生命保険:不適切勧誘 (4)野村ホールディングス:市場区分見直しに関する情報漏洩問題 (5) みずほ銀行:システム障害 (6)SMBC日興証券:相場操縦事件 (7)その他事例 4.ミスコンダクトをどう早期発見するか (1)発見統制の有効化とリスク情報の収集手法(経営者及び1線の活動) (2)Tone from withinと心理的安全性の確保 (3)リスク情報への積極的アプローチ(2線の活動) (4)コンダクトリスクに対する内部監査(3線の活動) (5)メインラインの強化とサブラインとしての内部通報 5.ミスコンダクトの改善活動 (1)事実関係の調査と評価 (2)原因分析と改善策・再発防止策の策定 (3)改善策・再発防止策の実行とモニタリング ~受講者の声~ ================================ 過去の不祥事案を題材にコンダクトリスクの観点でご解説いただいたのが参考になりました。また、全体を通じて自分自身や自部署の進むべき方針を分かりやすくご教示いただき、これまでの社内の取組みの方向性に相違がないというのを再認識しました。 どのように1線・2線をみていくか、また3線として何に注力していくべきなのか対応すべき方向性を考えるうえでのヒントになりました。 ================================ |
お問合わせ |
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