バーゼルIII対応の総振り返りと最終告示を踏まえた最新の実務対応ポイント

~3つのリスク(信用リスク・オペリスク・市場リスク)にかかる重要論点の整理~
受講区分 オンライン
開催日時 2023-03-16(木) 9:30~12:30
講師 EY新日本有限責任監査法人
神崎 有吾 氏 アソシエート・パートナー
中山 健一 氏 シニア・マネージャー

【神崎 有吾 氏】
(かんざき ゆうご)
経歴:格付投資情報センター・金融工学研究所を経て、大手監査法人に入所。統合的リスク管理(ERM)や信用リスクのコンサルティングや会計監査に従事。2009年~2011年、金融庁監督局総務課バーゼルII推進室に出向し、バーゼルII(信用リスク、市場リスク、オペリスク)の業務に従事。2015年に新日本有限責任監査法人入所後は、統合的リスク管理(ERM)の整備・高度化支援、各リスクの計量化・モデル構築支援、内部監査サポート、国内外の規制遵守に係るアドバイザリーを提供。
書籍:『これで納得! 信用格付モデルの実際』(共著、金融財政事情連載)

【中山 健一 氏】
(なかやま けんいち)
経歴:2007年新日本監査法人入所、入所後は、メガバンク・地銀の会計監査等に従事。2017年~2019年 金融庁健全性基準室に出向、自己資本規制(主にCVAリスク、マーケットリスク)の策定・承認等を担当。現在は、金融機関向けアドバイザリー業務を担当。
資格 :公認会計士

概要 現在、銀行ではバーゼルIII対応が急ピッチで進んでいます。早期適用行は、2023年3月末より、その他の銀行も2024年~2025年には、バーゼルIIIへの移行が必要となるため、内部管理体制や人材のレベルアップ、システムの改良、内部監査の実施等、多くの課題に対応することが求められています。そこで本セミナーでは、ゼロからバーゼル規制を学びたい初学者向けに、この分野の専門家である講師が、実務者の観点も踏まえて、わかりやすく3つのリスクカテゴリー(信用リスク、オペリスク、市場リスク)について、バーゼルⅢ移行にかかる実務対応上の論点をできるだけ丁寧に、説明します。バーゼル規制の内容は、複雑かつ多岐にわたっているため、導入の背景、各リスクの考え方から、実務上の論点まで、条文の意味や解釈に加え、システム対応から内部監査まで、実務上のポイントを解説いたします。
本セミナー受講にあたり、バーゼルの基礎を一から学びたい方や復習したい方向けにセット販売として、一昨年配信したバーゼル規制《超入門》もお申し込み可能です。合わせてご検討ください。

※本セミナーは2022/6/21開催のセミナーをアップデートしたものとなります。
<a href="https://seminar-info.jp/entry/seminars/view/1/5644/">実務に役立つバーゼル規制<入門></a>

【本セミナーで得られること】
・バーゼルIII最終化に関する体系的な知識と理解
・信用リスク、オペリスク、市場リスクに関わる周辺知識と理解
・金融庁による最終告示の見直しポイント

【推奨対象】
バーゼル規制を学びたい初学者、金融機関のリスク管理部門、財務部門、内部監査部門、初級~やや中級レベル
詳細 1.バーゼルIIIの全体像【担当:中山氏】
(1)バーゼルⅠ~バーゼルIII最終化まで
(2)自己資本比率の算定式の全体像
(3)各リスク・アセット算出の概要

2.市場リスク計測(CCR/CVA・マーケット含む)【担当:中山氏】
(1)カウンターパーティ信用リスク(CCR)
(2)CVAリスク
(3)マーケット・リスク

3.信用リスク計測【担当:神崎氏】
(1)枠組み変更に係る論点(移行スケジュール、フロア等)
(2)標準的手法に係る重要論点(事業法人、SL、リテール、株式、信用リスク削減手法等)
(3)内部格付手法に係る重要論点(パラメータのフロア、当局手設定値、EAD推計等)

4.オペレーショナルリスク計測【担当:神崎氏】
(1)新手法の概要
(2)データ収集等、関連する業務フロー上の論点
(3)内部監査上の留意点

5.質疑応答
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