低流動性資産(PE、VC等)への投資実務とリスク管理の高度化

~プライベートエクイティ投資及びセカンダリー投資の最新潮流、投資家としてのファンドの調査、評価、パフォーマンス計測方法の勘所~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2023-02-17(金) 13:30~16:30
講師 あいざわアセットマネジメント株式会社
代表取締役社長
白木 信一郎 氏

(しらき しんいちろう)
経歴:三和銀行(現三菱UFJ銀行)資金証券為替部 マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社 代表取締役社長CIO アストマックス投信投資顧問株式会社 取締役CIO、あけぼの投資顧問 代表取締役CIO、2021年 会社統合により現職。
1995年以降、一貫してPEファンド、ヘッジファンド等オルタナティブ資産投資業務に携わり、海外、国内の独立系運用会社の調査、ファンド投資実行数ともに多数。主な著書、論文に「投資ファンドのすべて(きんざい)」、「PEファンドの運用成績計測手法について(証券アナリストジャーナル2018年10月号)」等。
資格:ロンドン・ビジネス・スクール 金融修士号

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 近年、世界でPEファンドによる企業投資やインフラ投資の増加が顕著である。国内でもバイアウトファンドやベンチャーキャピタル等の設立、投資が目立ち、事業承継や大企業の事業部門カーブアウトを背景とした企業買収や合併の増加を後押ししている。欧米のみならず、アジアでもユニコーン上場が見られ、機関投資家のベンチャー投資も増加している。ファンドLP持分のセカンダリー取引や長期保有銘柄を継続保有するためのGP主導のセカンダリー取引等も一般的になり、セカンダリーファンドの設立もみられるなど、PEファンドを中心としたエコシステムが構築されている。日本に対する海外からの投資も増加し、国内スタートアップ企業への投資が増加するなど金融市場に変化も見られる。ファンドに対して資金を供給する投資家の種類や投資形態も多様化し、金融機関においては、有価証券投資の多様化との位置づけ以外にも、LBOファイナンスの供給を目的としたファンド投資を始める傾向も見られる。一方、キャピタルコールやディストリビューション(分配金)等の独特のキャッシュフローを持ち、長期間の投資となる低流動性資産のパフォーマンス測定及びリスク管理は、従来の有価証券に関するリスク管理とは異なる部分も多い。
本講義では、PEファンドの歴史、現在の投資の傾向について概論し、PEファンド投資とセカンダリー投資の実務について解説する。

【本セミナーで得られること】
・PE投資、及びセカンダリー投資に関する基礎的な知識と理解
・PEセカンダリー投資における実務対応

【推奨対象】
金融機関の投資責任者・実務担当者
詳細 1.低流動性資産への投資の内容
(1)PEファンドとはなにかー国内外のPEファンドの現状
(2)バイアウトファンドとはなにか - 国内外のバイアウトファンドの歴史と現状
(3)ベンチャーキャピタル(VC)とはなにか - 国内外VCの歴史と現状
(4)その他のアセットクラス - プライベートクレジットや実物資産投資について

2.PEファンド投資の実践
(1)投資の意義・目的
(2)投資の実務 - 調査・投資実施・モニタリング・ポートフォリオ管理
(3)調査・モニタリングの要点、投資契約実務の要点

3.パフォーマンス管理とリスク管理
(1)リスク管理の要点
  (a)ファンドレポート
  (b)開示資料の読み方
  (c)パフォーマンス比較方法
(2)近時のリスク管理における論点ー金融機関に求められるポイントはなにか
  (a)PEファンドの公正価値評価の重要性と
  (b)評価方法
(3)最新のリスク管理手法
  (a)PME(パブリック・マーケット・エクイバレント)について

4.投資の勘所:今知るべきセカンダリー投資のトレンド
(1)PEセカンダリー投資の歴史と現状
(2)PEセカンダリー投資活用方法
(3)パフォーマンスの特徴
(4)セカンダリーポートフォリオの構築実務

5.質疑応答
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