【最新動向を踏まえて解説!】船舶・海上コンテナファイナンスの実務と法的留意点

受講区分 会場
オンライン
開催日時 2023-01-12(木) 13:30~16:30
講師 西村あさひ法律事務所
パートナー弁護士
渋川 孝祐 氏

(しぶかわ こうすけ)
経歴:1998年東京大学法学部卒業 2006年ニューヨーク大学ロースクール卒業(LL.M.) 2000年弁護士登録(第一東京弁護士会) 2007年ニューヨーク州弁護士登録 
船舶ファイナンス、航空機ファイナンスを中心とするアセット・ファイナンス取引、不動産流動化取引、買収ファイナンス取引その他のファイナンス案件を数多く手懸ける 
書籍:著作として「裸傭船取引の借主倒産時における裸傭船契約の取扱い」(海事法研究会誌、2010年8月号)、「ファイナンス法大全(全訂版)」(商事法務、2017年・共著)、「Transport Finance Law Review (8th edition)」(Law Business Research)、2022年・共著)など
2022年 Chambers and Partners-Domestic Asset Finance-Ranked in
2022年 Who’s Who Legal- Aviation Finance- Recommended
2022年 IFLR1000 Banking and Structured Finance-Rising Star Partner

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 船舶ファイナンスは、船舶という特殊な物件を対象とする専門性の高い金融取引分野であるうえ、ストラクチャーのバリエーションも多様です。また、関連する法令、条約等も多岐に渡り、その全容を把握するのは容易とはいえません。また、海上コンテナボックスを対象とするファイナンス取引も近時多く行われておりますが、船舶と同様、複雑なストラクチャー、関連法令など、必須となる知識は多岐に渡ります。
本講演では、こうした船舶ファイナンス・海上コンテナファイナンスの特殊性及びその最近の状況を踏まえ、そのストラクチャーを整理した上で、レンダーやレッサー等の視点から、担保の取得方法、取引におけるリスクの整理、さらにドキュメンテーション上の留意点について解説するもので、船舶・海上コンテナファイナンスを取り扱う実務家が、その全体像を掴むために必要十分な構成となっています。また、ロシアによるウクライナ侵攻により近時関心を集めている経済制裁に関連して、船舶ファイナンスにおいて留意するべきポイントについても触れます。

【本セミナーで得られること】
・船舶、海上コンテナファイナンス取引に関する基礎的な知識と理解
・担保契約等に関する実務対応の理解

【推奨対象】
銀行、リース会社その他金融機関の船舶ファイナンス実務担当者、
審査・リスク管理担当者、商社、船舶ファイナンスに関心のある方
詳細 1.船舶ファイナンスのストラクチャー
(1)船舶ファイナンス総論
(2)傭船契約・船舶売買契約
(3)各ストラクチャーの概説

2.船舶ファナンスにおける担保
(1)船舶抵当
(2)傭船料債権
(3)保険金請求権
(4)保証
(5)建中期間における担保

3.海上コンテナファイナンスの構造と概要
(1)海上コンテナの特殊性
(2)海上コンテナファイナンスのストラクチャー
(3)海上コンテナファイナンスにおける担保
(4)海上コンテナファイナンスの留意点

4.船舶・コンテナファイナンスにおける担保実行
(1)担保の特殊性
(2)船舶抵当権の実行
(3)コンテナ担保権の実行
(4)倒産手続との関係

5.船舶・コンテナファイナンスにおけるドキュメンテーション上の留意点
(1)船舶ファイナンスに特有の規定
(2)船舶関連法令・条約の概観
(3)コンテナファイナンスに特有の規定

6.近時の動向
(1)経済制裁と船舶ファイナンスの今後
(2)契約書上の制裁関連規定の概観

7.質疑応答
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