【経営監査・リスクベース監査のためのスキルアップ演習シリーズ第2回】 ~今事務年度金融行政方針への対応/リスクアセスメントスキル(リスク特定・リスク分析・リスク評価)編~

受講区分 会場
オンライン
開催日時 2022-10-27(木) 13:30~16:30
講師 株式会社電研 
代表取締役 内部監査高度化センター所長
武藤 制揮 氏

(むとう せいき)
経歴:内部監査高度化支援(経営監査、リスクベース監査、根本原因分析手法、フォワードルッキング手法、個別監査レビュー、オンゴーイング支援等)、コソース支援(システム監査、事務事故監査等)、内部監査スキルアップ研修講師(セミナーインフォ、日本証券業協会、全国信用金庫協会、大手金融機関等)に従事。
元金融庁検査局統括検査官第6部門長。主任検査官として外資系大手金融機関22社及びメガバンク海外4拠点の金融検査に従事。金融庁在職12年間に銀行、保険、証券、信託、投信投資顧問、政府系金融機関等62社の金融検査に従事。金融庁退職後は、PwCあらた有限責任監査法人ディレクターとして6年間、大手金融機関36社に対する内部監査の外部品質評価、高度化支援、コソース支援(システム監査、AML/CFT監査、市場リスク監査等)のほか、136回の研修講師に従事した後、株式会社電研を設立するととも、プロティビティLLCのプリンシパルとして内部監査の外部品質評価や全国地方銀行協会等の研修講師に従事。金融庁入庁前は、東京大学工学部を卒業後、総合商社で営業等に19年間、本邦主要銀行で市場業務等に5年間従事。
【著作】(共著)「金融機関の規制対応と内部監査」(中央経済社)

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 金融機関の内部監査において、リスクアセスメント(リスク特定・リスク分析・リスク評価)によるリスクの的確な識別は、金融庁の公表資料において強く求められており、リスクベース監査の根幹であるのみならず、経営に資する監査のための重要な土台となっています。こうした中、内部監査の現場では、リスクベースと網羅性確保の両立や、監査対象範囲の決定方法、組織体のガバナンス、リスクマネジメント及びコントロールの各プロセスの有効性・妥当性の評価について、これまでの蓄積をどのように活用し、新たなものとして何を取り入れたらよいかについて悩みを抱えている状況です。また、金融行政方針といった公表資料に対応して、個別監査の着眼点や検証の方向性をタイムリーに調整していく必要があります。本セミナーでは、これらの期待に対応するために、リスクアセスメントのスキルアップに向け、豊富な検査経験や監査コソース経験に基づいて事例演習を中心にキーポイントをわかりやすく解説します。

【推奨対象】
・金融機関の内部監査部門・コンプライアンス部門の責任者及び実務担当者
・リスクアセスメントスキルは監査経験の浅い方には必須のものであり、ベテランの方も第3及び第4段階への到達に向けこれまでの蓄積にさらに磨きをかける機会となるように解説させていただきます。
詳細 1.2022事務年度の金融行政方針に見える当局の方向性
(1)重点施策の推移から見た今事務年度の方向性
(2)直近1年間の公表資料から見た当局の着眼点
(3)当局の方向性に対応した監査領域調整のキーポイント

2.経営監査・リスクベース監査におけるリスク特定の論点と課題
(1)効果的なリスクの特定方法、監査対象の決定方法はどのようなものか
(2)リスクベースの中で網羅性をどのように確保するか
(3)事例演習

3.経営監査・リスクベース監査におけるリスク分析の論点と課題
(1)固有リスク・コントロール・残存リスクの基本構造と効果的な分析手法
(2)コンプライアンス部門やリスク管理部門による評価結果の取扱い
(3)事例演習

4.経営監査・リスクベース監査におけるリスク評価の論点と課題
(1)2つのリスクマップの構造
(2)リスクマップの効果的な活用方法
(3)事例演習

5.質疑応答

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<ご案内:セミナーインフォ好評講座「内部監査」企画!スキルアップ演習 4 回シリーズ始動>
本講師による【経営監査・リスクベース監査のためのスキルアップ演習シリーズ】は以下の4回シリーズで開催を予定しております。

第1回:「インタビュースキル・ファシリテーションスキル・問題発見スキル編」

第2回:「今事務年度金融行政方針への対応/リスクアセスメントスキル編」※本セミナー

第3回:「人気講座!根本原因分析スキル編」

第4回:「経営に資する監査を達成するための監査スキル総括編」

お得なセット申し込みは本ページの上部より受付中!
経営監査・リスクベース監査についてより深く理解をいただくために、
セットでの受講を推奨いたしますが、各回の受講だけでもご理解が深まるようにご解説いただきます。
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