保険会社に求められるAML/CFT管理態勢

~リスクマネジメントの枠組みから実務まで~
受講区分 オンライン
開催日時 2022-09-30(金) 13:30~15:30
講師 プロアクト法律事務所
弁護士・公認不正検査士
徳山 佳祐 氏

(とくやま けいすけ)
経歴:2010年、明治安田生命保険相互会社へ入社(法務部・人事部) 2016年、カーディフ大学LL.M.修了(AML/CFT等を専攻) 2021年、プロアクト法律事務所入所(現職)。企業のリスクマネジメント、人的資本経営等の支援業務に従事。
資格:弁護士 公認不正検査士
書籍:「マネー・ローンダリング規制の新展開」(きんざい・2016) 「日弁連ESGガイダンスの解説とSDGs時代の実務対応」(商事法務・2019) 「ジョブ型・副業の人事・法務」(商事法務・2022)等

概要 2021年8月に公表されたFATF第4次相互審査の結果では、複数の課題が指摘されました。
これを受けて、保険会社においても、さらなるAML/CFT管理の強化に取り組むことが求められています。
その具体的な内容は、法改正等も踏まえながら継続検討することになりますが、今後もリスクベース・アプローチが基本になることに違いはありません。
そして、金融庁による「コンプライアンス・リスク管理方針」(2018年10月公表)でも示されているように、金融機関は、マネロンリスクだけでなく、他のリスクについてもリスクベース・アプローチで取り組むことが求められています。
そのため、リスクマネジメントの枠組みでマネロンリスクを管理することにより、他のリスクとの統合的な管理も可能になるとともに、効率的な管理にも繋がります。
本セミナーでは、AML/CFT管理をリスクマネジメントの枠組みで考え、マネロンリスクを統合的に管理するための態勢を提示いたします。

【本セミナーで得られること】
・リスクマネジメントの枠組みやリスクベース・アプローチの基本的理解
・保険分野の金融/経済犯罪リスク(マネロン、経済制裁等)の基本的理解
・保険会社として備えるべきAML/CFT管理態勢のポイント

【推奨対象】
保険会社のリスク管理担当者、AML/CFT担当者、コンプライアンス担当者、内部監査担当者等
詳細 1.保険会社のリスクマネジメント
(1)経営主導のリスクマネジメント
(2)3つの防衛線による管理態勢
(3)グループ/グローバル全体での管理
(4)統合的なリスクマネジメントの重要性

2.AML/CFTとしてのリスクアセスメント
(1)マネロンリスクの特定と低減措置
(2)各場面のマネロンリスクを統合的に管理
(3)リスクマップの作成・更新

3.AML/CFT態勢~実務編~
(1)取引時確認(CDD)
(2)継続的顧客管理
(3)疑わしい取引の報告体制

4.AML/CFT態勢~組織編~
(1)事業部門(第1線)の主体性向上
(2)管理部門(第2線)、内部監査部門(第3線)の専門性強化
(3)実効的な現場教育・研修

5.質疑応答
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