【リバイバル配信】金融機関におけるコンダクト・リスク管理のための自己検証のポイント

受講区分 オンライン
開催日時 2022-07-26(火) 13:00~13:00
講師 長島・大野・常松法律事務所
弁護士
高山 徹 氏

(たかやま とおる)
経歴:2007年:早稲田大学法学部卒業。2009年:慶應義塾大学法科大学院修了。2010年:弁護士登録、長島・大野・常松法律事務所入所。2017年:Duke University School of Law卒業(LL.M.)。2017年~2018年:金融庁検査局総務課ガバナンス高度化企画チーム(金融証券検査官)。2018年~2019年:金融庁総合政策局リスク分析総括課(金融証券検査官)。2020年:長島・大野・常松法律事務所復帰。

概要 ※本セミナーは2022/7/13に開催・収録したセミナーのリバイバル配信です。

金融機関をめぐっては、世界的に見てもコンダクト・リスクに関する関心が高まっており、金融庁が公表している「コンプライアンス・リスク管理基本方針」(ディスカッション・ペーパー)において、コンダクト・リスクの考え方が紹介されているなど、本邦においても重要なコンセプトになっていると考えられます。かかる状況の中、コンダクトやコンダクト・リスクに関しては、法令等遵守を中心とする従来型のコンプライアンスとの違いを正確に把握しておくことが重要です。本セミナーにおいては、近時の事例等を交えながら、自身の金融機関が適切にリスク管理に取り組めているかを自己検証するには何を行うべきか、withコロナの時代に考えられるコンダクト・リスクにはどのようなものがあるのか、内部通報制度のあり方、企業風土にも影響を与えうる比較的新しい概念でもある心理的安全性といった点について、金融モニタリングに従事した経験を踏まえながら、分析・検討を行いたいと考えています。
(※本セミナーの意見にわたる部分は、講師の個人的見解であり、現在所属している(又は過去に所属してきた)組織・団体等の見解を示すものではありません。)

【推奨対象】
金融機関のリスク管理部門、法務・コンプライアンス部門、内部監査部門の方
詳細 1.コンダクト・リスクとは
(1)英国FCAにおける考え方
(2)金融庁の「コンプライアンス・リスク管理基本方針」における考え方
(3)コンプライアンス概念の拡大

2.コンダクト・リスクが顕在化した近時の事例の検討(金融業界・他業界)
(1)特徴や共通点
(2)学ぶべき教訓

3.コンダクト・リスク管理のための自己検証のポイント
(1)「コンプライアンス・リスク管理基本方針」の考察および監督当局との対話
(2)自己検証のポイント
(3)withコロナ時代のコンダクト・リスク

4.コンダクト・リスクと企業風土
(1)内部通報制度のあり方
(2)行動規範改定
(3)心理的安全性
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