アジャイル監査の実務のポイント

~アジャイル監査「成熟度」の理解と自社ビジネスに合わせた設計~
受講区分 オンライン
開催日時 2022-06-16(木) 13:30~15:30
講師 有限責任あずさ監査法人
ディレクター
佐野 尚志 氏
シニアマネジャー
竹永 慎吾 氏

【佐野 尚志 氏】
(さの ひさし)
経歴:2001年に朝日監査法人(現あずさ監査法人)に入社し、以来大手金融機関向けの内部監査、リスク管理業務等の分野を専門として、幅広い分野で活動。
主な業務経験は、主要行等、地域金融機関、大手証券グループ、保険持株会社、損害保険会社、および資産運用会社を対象とした内部監査態勢の有効性に係る「外部評価」、内部監査態勢構築・高度化支援、政府系金融機関、地域金融機関、資産運用会社などを対象とした内部監査コ・ソーシング。
また主要行等、地域金融機関、地方銀行協会、金融財政事情研究会「金融内部監査人養成スクール」において研修会およびセミナーの講師も行う。
資格:公認内部監査人(CIA)

【竹永 慎吾 氏】
(たけなが しんご)
経歴:大手金融機関にて20年を超える市場業務/資産運用業務を中心に従事。2020年にあずさ監査法人に入社し、内部監査高度化支援業務に従事。
主な業務経験は、地域金融機関を対象とした監査内部監査態勢の有効性に係る「外部評価」、生命保険会社、損害保険会社、地域金融機関を対象とした内部監査態勢構築・高度化支援。
また日本金融監査協会において講演も行う。
資格:公認内部監査人(CIA) 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)

概要 内部監査において、アジャイル・アプローチの導入が提唱されている。アジャイル監査とはソフトウェア開発等で用いられるアジャイル・アプローチを内部監査活動にも適用したものだが、従来の内部監査プロセスと発想が異なるため、その実践となると、多くの金融機関から悩みの声が聞こえる。
アジャイル監査を実務的に運用可能なものとするためには、それを外形から導入することは回避した方が良い。例えば「スプリント」を短期間で実施したところで、内容を伴っていなければ組織にとって価値のある監査と言えないことは明白であろう。アジャイル監査は手段であって、その目的は監査品質の向上であるべきである。
そこで、「アジャイル監査によって解決したい課題とは何か?」という論点から出発して、自由な発想で自社ビジネスに即したスタイルを検討することが重要である。本セミナーでは、これをアジャイル監査の「成熟度」という観点で整理したうえで、実務的に運用していくためのポイントを解説する。

【推奨対象】
金融機関の取締役、監査役、執行役員、部門長、内部監査責任者・実務担当者
詳細 1.本日のセミナーのねらい

2.はじめに ~アジャイル監査の概念の理解

3.アジャイル監査の「成熟度」
(1)マニフェストの理解
 (a)理想的なアジャイル
 (b)マニフェスト理解の準備
 (c)マニフェスト
 (d)アジャイル開発の歴史から学べること
(2)「成熟度」の理解と選択

4.本邦監査実務を踏まえたアジャイル監査実務のポイント
(1)タイムラインの全体像
(2)導入段階での準備
(3)スプリントの運営

5.補足(IIA基準適格性確保のための留意点を含めた解説)

6.振り返り

7.質疑応答
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