ウクライナ情勢とデジタル化で変わる「決済インフラ」

~決済インフラの基本から最新事情・そして近未来まで~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2022-05-20(金) 9:30~12:30
講師 帝京大学 経済学部
教授・博士(経済学)
宿輪 純一 氏

(しゅくわ じゅんいち)
経歴:慶大経済学部卒、1987年富士銀に入行。1998年三和銀に転職。合併でUFJ銀行企画部等勤務、2006年合併で三菱UFJ銀勤務、15年退職、帝京大に奉職。兼務で2003年から東大大学院、早大、慶大等で教鞭。財務省・金融庁・経産省・全銀協・SWIFT、日本郵政(JP)等の委員会に参加。
資格:博士(経済学)。社会貢献公開講義「宿輪ゼミ」(会員1万1千人)代表。
書籍:東洋経済新報社から “決済のバイブル” 『決済インフラ入門[2025年版』、『決済システムのすべて(第3版)』(共)。日経新聞社から『通貨経済学入門(第2版)』、他。

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 ロシアのウクライナ侵攻によって国際経済、そして決済インフラも影響を受けている。経済制裁の効果は大きく、世界経済が“冷戦”のように分断され、縮小される。特に「SWIFT(国際銀行間通信協会)」のロシア排除の影響は大きい。一方、日本は基本政策として「デジタル化(DX)」を推進し、デジタル庁も発足した。金融商品では「デジタル通貨」・「デジタル証券」などで検討が進んでいる。しかし、デジタル通貨は欧米日などの先進国では導入しない。また、ゆうちょ銀行など金融機関に取扱手数料が導入され「現金」は流通量が減少し始めた。メガバンクは新決済システム「ことら」を開発する。「紙の手形」は26年で廃止される。「暗号資産(仮想通貨)」はウクライナ、エルサルバドルなどで使用量が増加している。セミナーインフォにおいて長年に渡ってトップランクで講演いただき、現在も「金融」や「決済」の改革を推進している第一人者が登壇します。

【推奨対象】
金融機関の経営企画部門やデジタル部門、IT企画部門の方、また決済事業にご従事されている方
詳細 ―全面改訂新版アマゾン1位 『決済インフラ入門[2025年版]』 (東洋経済)を徹底活用―

※ ウクライナ情勢と金融・決済: ルーブル決済/ビットコイン

1.経済のデジタル化: デジタル化の本質/デジタル人民元/キャッシュレス・マイナポイント

2.新型決済インフラ: フィンテック/デジタル通貨/中国決済/仮想通貨NFT/新紙幣

3.決済の基礎: 為替と決済/決済ヒエラルキー/中央銀行

4.決済リスク: 犯罪収益/フィンテック詐欺/日興証券相場操縦/みずほ銀行システム障害

5.銀行改革: 地銀再編/銀行口座/決済業務/現金取扱/ATMネットワーク(コンビニ)

6.現金系決済: 現金(インド・米国・スウェーデン)/電子マネー/企業通貨(ポイント)/外国通貨

7.口座振替系決済: ペイジー/デビットカード/クレジットカード

8.決済システム: 新日銀ネット/全銀システム/手形交換制度/ことら/電子債権記録機関

9.海外系決済: 米国FN/欧州TARGET2/英国FP/ CLS銀行/新SWIFTgpi/香港

10.証券決済: 日本(照合・清算・決済・記録保管)/米国/欧州/アジア

11.近未来の決済インフラ: “アジャイル”/ゆうちょ/次の基軸通貨CO2

12.質疑応答
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
TEL : 03-3239-6544   FAX : 03-3239-6545   E-mail : customer@seminar-info.jp