【リバイバル配信】金融機関における不祥事の予防・発見の実務対応

~心理的安全性や認知的不協和等の新しい考え方を踏まえて~
受講区分 オンライン
開催日時 2022-04-28(木) 13:00~13:00
講師 三浦法律事務所
パートナー弁護士・公認会計士
(元金融庁検査局専門検査官)
木内 敬 氏

経歴 : 1998年~2004年:公認会計士として金融機関の会計監査に従事 2006年~2019年:長島・大野・常松法律事務所にて金融規制、危機管理等に従事 2011年~2013年:金融庁検査局出向 2019年~:三浦法律事務所パートナー 現 三菱電機ガバナンスレビュー委員会委員

概要 ※本セミナーは2022/4/19に開催・収録したセミナーのリバイバル配信です。

不祥事が発生した場合、不祥事調査を実施し、原因の究明、再発防止策の策定、関係者の処分等を行ったうえ、それらを開示する実務が日本に定着してから十数年経過しました。しかしながら、一向に不祥事が減る気配はなく、毎年60~80件の調査委員会が立ち上がっています。不祥事の発生原因分析として、クレッシーによる「不正のトライアングル」が有名であり、多くの不正調査報告書において掲げられています。しかしながら、近時、一向に不祥事が減少しないことから、心理的安全性や認知的不協和、道徳的束縛からの解放など不正のトライアングルで分析された要因をもう一歩踏み込んで分析する試みがなされています。本セミナーでは、不正調査・危機管理の第一線で活躍し、金融庁検査局出身の弁護士が、これら新しい考え方に基づき、近時の不祥事を解説します。

【推奨対象】
法務/コンプライアンス/監査部門の責任者・担当者、監査役、監査役スタッフ
詳細 1.近時の不祥事件にみるコンプライアンス・リスク管理体制の課題
(1)地方銀行における無断副業事例
(2)保険営業職員における不適切販売事例
(3)金融機関における横領・着服事例
(4)行政処分事例集における事例

2.不祥事発生のメカニズム~新しい考え方を学ぶ~
(1)不正のトライアングル(動機・機会・正当化)
(2)心理的安全性(なぜ、正しいことを言えないのか)
(3)認知的不協和(正当化のメカニズム)
(4)道徳的束縛からの解放(正当化のメカニズム)

3.不祥事の予防・発見
(1)コーポレートガバナンスコード
(2)不祥事予防のプリンシプル、不祥事対応のプリンシプル
(3)監督指針、3つの防御線
(4)他社事例を見ることの重要性

4.改正公益通報保護法を受けた内部通報体制
(1)改正公益通報保護法の概要
(2)内部通報の体制整備
(3)内部通報がなされた場合の対応

◆企画担当(柳井)からのポイント◆
・ 金融庁検査局出身で現在は不正調査や危機管理の第一線に携わる講師が解説
・ 最近取り上げられている心理的安全性や認知的不協和、6月までに施行予定の改正公益通報者保護法まで言及
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