第4次FATF対日相互審査結果を踏まえたAI活用により高度化するAMLの最新動向と技術開発方針

受講区分 会場
オンライン
開催日時 2022-02-22(火) 9:30~12:30
講師 株式会社オメガ・パートナーズ
代表取締役 社長
長谷川 貴博 氏

経歴 : 東北大学大学院理学研究科数学専攻修了。大学院修了後、富士通株式会社に入社。金融システム・エンジニアとして、大規模システム開発に従事。その後、みずほフィナンシャルグループのクオンツ・アナリストに転身し、デリバティブ・ビジネスやリスク管理業務に従事。株式会社Sound-Fの金融工学部門のマネージャを経て、2015年12月に株式会社オメガ・パートナーズを設立し、代表取締役社長に就任。現在は、金融機関向けAI開発等のPMに従事している。
書籍 : 「AI化する銀行」幻冬舎MC

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 ※<a href="https://www.seminar-info.jp/entry/seminars/view/1/5850/">アップデート版 2023/3/30 再演セミナーはこちら</a>

2021年8月30日、FATF(金融活動作業部会)は、対日審査結果として「第4次対日相互審査報告書」を公表し、一部対応への不十分性や特定のリスクへの理解度不足を指摘した。この報告を受け、監督省庁は「行動計画」策定や「対策政策会議」設置等を実施した。
膨大な金融取引をITで運用している金融機関にとって、巧妙化・複雑化するML(マネー・ロンダリング)への対応として、IT技術を軸としたAML(アンチマネーロンダリング)の高度化は必須である。
本講演では、より巧妙化したML手法を考察し、AI技術を活用したAMLソリューションの紹介だけではなく、FATF対日相互審査等のグローバル基準対応や当局報告対応も視野に入れた、AI技術によるAMLソリューションの導入や開発方針、およびその有効性を議論する。

【推奨対象】
金融機関のリスク管理部門、内部監査部門およびシステム会社において
AML高度化を担うシステム開発者や企画担当者
詳細 1.AMLとは
(1)AMLは大きな経営リスクである
(2)なぜAML対応は難しいのか

2.AMLに関する当局対応
(1)FATFによる「第4次対日相互審査報告書」の公表と日本のAML対策
(2)各国のFATF対応およびAML業務状況

3.巧妙化するマネー・ロンダリングと仮想通貨
(1)巧妙化するマネー・ロンダリングと各国の対策テクノロジー
(2)伝統的なマネー・ロンダリングと先端テクノロジーによるマネー・ロンダリング
(3)仮想通貨を利用したマネー・ロンダリングへの懸念

4.AMLに関係する銀行業務システムとAIを活用したAMLシステムソリューション
(1)AMLに関連する業務システムと国内外のソリューション概要
(2)高度化するAML業務とAI適応範囲の考察
(3)機械学習・自然言語処理によるAML高度化とシステムソリューション
(4)AIを活用したAMLシステムの運用保守および再学習業務プロセスの考察

5.高度化されたAML業務
(1)高度化されたAML業務と共同利用型AMLシステムの考察
(2)グローバル規制および監督省庁への報告対応
(3)今後のAML業務(AIおよびブロックチェーンの活用可能性を考察)

6.質疑応答

◆企画担当(柳井)からのポイント◆
・ FATF対日相互審査結果から高度化するAML技術の最新動向を解説
・ AML業務に携わる金融機関及び関連会社向けに仮想通貨やブロックチェーンについても言及
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
TEL : 03-3239-6544   FAX : 03-3239-6545   E-mail : customer@seminar-info.jp