生命保険会社におけるマネロン/テロ資金供与対策

~FATF第4次対日相互審査の結果を踏まえたリスクベース・アプローチ~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2022-01-19(水) 13:30~16:30
講師 プロアクト法律事務所
弁護士・公認不正検査士
徳山 佳祐 氏

経歴 : 2010年、明治安田生命保険相互会社へ入社(2021年まで、企業内弁護士として法務部および人事部に所属) 2016年、カーディフ大学LL.M.修了(AML/CFT等を専攻) 2021年、プロアクト法律事務所入所(現職)

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 2021年8月、2019年に行われたFATF第4次対日相互審査の結果が公表され、日本のAML/CFT態勢は、「重点フォローアップ国」という評価を受けました。決して良い評価とはいえず、今後、法改正等の動きが見込まれます。本セミナーでは、この審査結果を振り返り、今後想定される動向を見据え、生命保険会社としてどのようなAML/CFT態勢を整備すべきかを考えます。これを考えるうえでは、「そもそもマネロンとはなにか?」「生命保険はどのような場面で悪用されるのか?」などの根本に立ち返り、リスクベース・アプローチにより、実務的な視点で検討してまいります。

【推奨対象】
生命保険会社等のAML/CFT担当者
詳細 1.FATF相互審査(これまでの振り返りと第4次審査結果の概観)
(1)FATF相互審査とは
(2)第3次相互審査における「不履行」評価とその後の対応
(3)第4次相互審査対応の結果「重点フォローアップ国」

2.生命保険分野におけるリスクベース・アプローチ(RBA)
(1)マネー・ローンダリングの構造
(2)リスクベース・アプローチの趣旨・目的
(3)生命保険分野の考え方(FATFガイダンス等)

3.AML態勢:3つの防衛線、リスク評価と低減措置、継続的顧客管理
(1)3つの防衛線による態勢整備-各防衛線の機能・役割
(2)RBAによるリスク評価の手法とリスク低減措置
(3)引受けからの継続的な顧客管理

4.第4次審査結果を踏まえた生命保険会社のAML/CFT態勢の見直しポイント
(1)大きな枠組への影響
(2)保険契約の継続的顧客管理
(3)法人契約への影響(実質的支配者の確認)
(4)その他留意すべき点

5.質疑応答

◆企画担当(伊勢)からのポイント◆
・FATF審査結果の公表を受けていま、生命保険会社が取り組むべきAML/CFT態勢の構築について専門講師が徹底解説
・「生命保険はどのような場面で悪用されるのか?」という根本に立ち返り実務的視点でリスクベース・アプローチを検討
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
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