金融機関のサードパーティリスク管理 ~外部委託先管理を拡大したリスクベース管理基盤構築とモニタリング~ |
受講区分 | オンライン |
---|---|
開催日時 | 2021-09-08(水) 13:30~16:30 |
講師 |
有限責任監査法人トーマツ シニアマネジャー 田宮 秀樹 氏
政府系金融機関勤務後、大手監査法人を経て、監査法人トーマツ入社 金融機関のリスク管理高度化に対するアドバイス及び内部監査支援を実施している 外部委託先管理に関しては、大手保険会社、大手クレジットカード会社、大手地方銀行等に管理態勢構築支援を経験 また、大手金融機関向けにシステムリスク管理高度化支援や内部監査態勢の外部評価業務を実施 主な著作は「個人情報保護法改正が外部委託先管理に与える影響」(Financial Regulation 14冬号)「リスク管理は新領域へ」(金融財務事情2018年9月10日号)「非財務リスク管理の実務第4章サード・パーティリスク」(きんざい) |
概要 | 近年サードパーティリスク管理(Third-Party Risk Management以下TPRM)という言葉が聞かれます。金融機関では以前より外部委託先管理として情報漏洩事故や品質面での不備などのリスク管理を中心に管理してきました。一方、TPRMは管理対象先が拡大することが多く、既存の委託先管理での対応ではカバーできない点も多くあります。また、海外ではオペレーショナル・レジリエンス(強靭化)の視点からもTPRMが注目され、管理のありかたを再検討する傾向にあります。 本セミナーではサードパーティを「業務上の関係や契約を有する組織かつ自社サービスを提供するのに必要な先」と定義します。前半ではサードパーティの定義や委託先管理との類似点、相違点を明確にします。後半では、管理基盤の構築、社内外の情報を利用したモニタリング手法や戦略リスクの観点からの見直しの観点についてご紹介します。 |
詳細 |
1.サードパーティリスクとは (1)サードパーティリスクの定義 (2)サードパーティリスクのリスク領域 (3)サードパーティリスクの管理範囲 (4)サードパーティリスクの顕在化事例 2.サードパーティリスク管理(TPRM)のフレームワーク (1)サードパーティリスク管理のフレームワーク (2)従来型外部委託先管理の類似点と相違点 (3)オペレーショナル・レジリエンス(強靭化)とサードパーティリスクの関係 (4)サードパーティリスクの把握に必要な要素 3.サードパーティリスク管理基盤の構築 ~リスクの可視化と調査準備への展開~ (1)サードパーティと業務リスクの関係 (2)サービス全体から見たサードパーティリスクの把握 (3)サードパーティの固有リスク評価 (4)リスク評価に基づく予備調査の観点 4.サードパーティリスクのモニタリング ~情報を活用したモニタリングとサービスの見直し~ (1)リスクの可視化と外部情報を含めたサードパーティ情報の一元管理 (2)自己評価・点検結果からの残余リスクの把握 (3)残余リスクの管理と業務フローを活用したリスクモニタリング (4)戦略リスクの観点からの定期的なサービス見直し 5.質疑応答 ◆企画担当(横山)からのポイント◆ ・この分野の人気講師が3時間でサードパーティリスク管理の全貌を解説 ・サードパーティリスク管理の可視化方法・実際のモニタリング手法を提示し、課題解決のヒントを提供 |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |