金融リテールにおけるABCマネジメント ~収益管理と戦略構築におけるABC/ABM活用の可能性~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 1999-09-01(水) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社野村総合研究所 経営コンサルティング部 上席コンサルタント 柴山 慎一 氏 主任コンサルタント 森沢 徹 氏
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開催地 | アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区九段北4-2-25) |
詳細 |
ビッグバンを控え、我が国の金融機関は事業構造だけでなく、マネジメント・システムの再構築をも迫られており、差別化した商品・顧客戦略を推進できる仕組みの有無が生き残りの鍵を握っている。特に、人件費を中心に した間接費の比率の高いリテール部門においては、精緻な商品・顧客単位の原価・収益性管理ができて、はじめて顧客ニーズに適合したきめ細かな戦略が策定できる。そこで、我々が注目しているのが「ABC(活動基準原 価計算)分析」である。金融リテール部門においては、原価の多寡を左右する従業員の活動そのものを間接費配賦のベースにしたABCによる原価計算手法が有効である。この手法は、「戦略策定」のための情報を提示し、 「目標設定」、「業務改善」のプロセスを取り込んだABM(活動基準経営管理)の仕組みにも発展できる。近い 将来、ABC・ABMは金融リテール部門の原価計算・経営管理のディファクト・スタンダードとなると考える。 講義詳細 1.背景にある問題意識 (1)貴機関では、このようなことは起きていませんか? 2.金融リテール部門に適した原価計算手法:ABC (1)金融リテール部門に求められる営業戦略 (2)間接費を的確に「帰着」するABC (3)銀行リテール部門におけるABC/ABMの位置づけ 3.ABC分析のアプローチ (1)ABC導入プロジェクトの流れ (2)ABC導入目的の明確化 (3)費用調査 (4)活動分析 (5)ABCモデルの構築 (6)ABC分析のアウトプット (7)業務付加価値分析 (8)ABC導入プロジェクトのハードルと成功要件 4.金融機関A社のABC導入事例 (1)当初の問題意識とプロジェクトの進行 (2)ABC分析より得られた発見 (3)価値分析マトリックスによる施策提案 -商品政策の例 (4)業務改善への取り組み 5.ABCからABMへの展開 (1)ABCからABMへ (2)導入期型ABM~発展型ABMへ (3)動態的プロフィット・プランニングの考え方 6.日本の金融機関における課題 7.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい |
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